月別アーカイブ: 2012年1月

屋久島べんつ

農作業用の耕運機。別名「屋久島べんつ(ベンツ)」と勝手によんでいる。

ピンクの花

畑巡りをしていると殺風景な場所に、満開の菊の花が心を和ませる。写真=湯泊

音は消え

集落の中を歩いていると、人が住んでいた家が植物に覆われ、廃墟になっているものがある。いつまでここに住んでいたのか?どんな人だったのか?なぜこうなったのかが気になり、しばらく想像しながら見ていると、残された物が目にとまる。それらは形や色を変えて語りかけてくるが、もう音は聞こえない。

畑におります

今日は里の畑巡り。

撮ってください!

農道から畑に咲いている花を撮っていたら、子犬がしっぽを振りながら寄ってきた。畑の近くに軽トラックが停まっていたので、おそらく飼い主が連れてきたのだろう。少し遊んでやった後カメラを向けると、心が通じたのか行儀よくちょこんと座ってくれた。

菜の花

屋久島の南側では県道の横や畑に、菜の花が咲き始めています。24日、小島

庭の横には

何か意味がないようで、あるような。

森が教えてくれること

森を歩いていると‥‥森の息吹や動物の声、風が演奏し川が歌う…。

それらを一瞬たりとも見逃すまいとゆっくり歩くのだが、いつも歩いている道横でふと、気付く時がある。いつも見ているものが、見方を変えると違ったものに見えてくる。

まだまだ、森が伝えるものがあるはず。

森で生きる

厳しい季節の中で生きる

屋久島の森は下草などが無いに等しい。あるのは毒を持つ植物、光や悪条件が重なり育ちにくいなどもあって、ある程度限られた植物になってくる。

それらを除く植物はいうまでもなく、多数の鹿が食べ尽くしてしまったからだ。そのため当の鹿は風などで落ちた緑の葉を主食としているが、それも無い時は枯葉も食べている。

冬、森の中に、落ち葉が隠れるほど雪が積もると、それさえかなわない。大雪の時、積雪が50cmぐらいあると、雪の重みで木の枝葉が垂れ下がり積面に近くなったその枝葉を、後ろ足二本で立ち上がり、とどいたわずかなものを食べている。だが、それが多くあるわけでもない。

それと、木の幹の皮を食べているのはこの時季が多いように感じる。

雪の上に落ちた緑の葉を探しながら歩く時は、足が埋まり腹を雪で擦りながら移動するのは大変な事。また、谷に深く積もった雪の中で、脱出できずに死んでしまうこともあるようだ。

鹿にとってこの森で生きるという事は、非常に厳しい季節になった。

今週は気温がぐっと下がり、山ではまた雪になる模様。そんな厳しい季節の中で生きる、鹿の姿を追い続けたい。

写真=21日、白谷雲水峡/22日付facebookウオール投稿に同写真、関連記事を掲載