月別アーカイブ: 2012年3月

照葉

昨夜のまとまった雨は、明け方までには止み青空が広がった。湿潤の森の中に光の矢が照葉樹を輝かせた。

ヤクシマオナガカエデ

ヤクシマオナガカエデは屋久島の新緑の中でも一番早く、続いて本命の照葉樹が山全体を輝かせる。春は屋久島の山々が一年で最も美しく、素敵な彩りになる。

春の和み

寒波が緩み、春らしくなってきた。車の窓を開けて走ると風がここちいい。里の畑ではまだ開花していないルーピンの花や蓮華の花が春の色として和ませる。写真=麦生

なごり雪

里では春の訪れを感じるようになったが、11日からの寒波で、標高1300m以上の山では一時雪や霰が降り、北西の冷たい強風が樹の枝に霧を噴きつけたため霧氷ができていた。今期最後の寒波と思われる。写真=13日午後12:01分、高塚小屋前

つかむ

樹はたくましく生きる。

サツマイナモリ

森の中にサツマイナモリの花が咲いていた。

震災から一年

11日、屋久島空港に掲揚されている国旗は弔意を表す半旗になっていた。

未曾有の東日本大震災から今日で1年。昨日の事のようにまだ記憶は鮮明に残っている。警察庁まとめで3月10日現在、死者15854人行方不明者3155人(毎日新聞)。屋久島の人口13723人をはるかに超える人が亡くなっている。不幸にして家族ばらばらで逝ってしまった人々は、一年たって黄泉路の世界でまた再会できたでしょうか?。せめて、また再会できることを祈るだけです。また、行方不明者の捜索はまだ続いており、一日でも早く家族や関係者の許に帰れることを願います。そして捜索隊の皆様には頭が下がります。残された方々の悲しみや悔しさも心にとめ、震災を風化させてはならないと思います。忘れない事が復興につながると信じます。今日、日本中と世界各地で鎮魂の祈りがささげられた。

岩の上に立つヒメシャラ

森の中で岩をつかむように、ヒメシャラの樹は立っていた。

小雨の森

今日も終日小雨。白谷の森はまた霧に包まれる。

新緑

標高1000m以下の照葉樹の中に、ヤクシマオナガカエデの新緑がめだち始めた。