月別アーカイブ: 2012年12月

雨の日の夕暮れ時

朝から雷を伴った大雨。3月の木の芽流しにも似た天気。

雨の日の夕暮れ、フランス・パリでの個展……夢膨らむ。

寒さ緩んで

朝から気温が16℃。外で背伸びをすると、寒さで縮こまっていた体も力が抜けたように感じた。冬は北西の風に乗って冷たい雨か雪になるのが当たり前だけど、今日は久しぶりに南からの風が入り、気温も上がって昼前にはぽつりぽつりと雨が降り出した。強くない雨は夜になっても降ったり止んだり。明日も雨で、最高気温が20℃まで上がる予報。

照葉樹の森Ⅱ続編

朽ちた木の続編。

生きる力

全ては水によって生かされる。=デジタルモノクロ

照葉樹の森Ⅲ

※デジタルモノクロ

照葉樹の森Ⅱ

朽ちた木を見るたび、最初に“何年生きていたのだろうか?”と、いつも思う。

この木は自分の年齢より2倍以上は生きていたのではないかと推測する。

地上3mぐらいの所で折れた跡があるから、おそらく台風の風を受けたのだろう。折れて何年たったかはわからないが、近寄って触ってみると、皮がぼろぼろ落ちた。かろうじて立っている状態で、下の方からは腐葉土の匂いも漂っていた。

なんの樹だったんだろう?、その姿からは想像もできないが、大きさからしてスダジイではなかったかと思う。表面には苔が付きその中に小さなキノコが育ち、命の循環が始まっていた。

照葉樹の森

昨日に続き照葉樹の森を歩いた。去年の教訓として猟友会の「鹿撃ち」には注意しながら、海岸から奥へと進む。

照葉樹の葉が生い茂る森は昼間でも薄暗いが、今日は一時的に陽が射し込む時があり、その光の先に目をやると、クワズ芋の葉が風に揺れ、ひときわ目立っていた。やはり光が入る場所には植物の命があることがわかる。

そのクワズ芋を撮り始めてまもなく、遠くからザーッと葉に当たる音が近づいて、弱い風と共に少量の雨が通りすぎた。曇り時々晴れ、たまに雨を繰り返す天気のようだ。濡れた葉には雫が残り、落ちることなくとどまっていた。

撮影を終えまた歩き出すと、冷たい風だけが顔に当たった。里山にも確実に冬が来ているのだなと感じる。誰もいない森は、風の音、雨の音、岸に打ち寄せる波の音だけで、鳥の声は聞こえない。

足元から樹の上まで見ながら歩くと、夏の台風が影響したのか、生樹がまるごと一本倒れていたり、枝だけもぎ取られたりと、自然の脅威を改めて認識しながら、森で起こる生と死をみつめ、そして写真で記録していく……。 つづく

里山を歩く

気になる海岸をまた歩いた。

風よりも台風で波をかぶり、葉は一時枯れるけど秋にはまた緑が復活している。スクラムを組んで立ち向かう姿にも似た生命力。=デジタルモノクロ

遠い記憶

森羅万象、見逃すまい。

流れる

森を育む水は、やがて海へ帰る。その帰り方も様々…。