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月別アーカイブ: 2014年8月
ラッティングコールが始まった
「フィーヨー!」と甲高い声で雄鹿が繁殖期に鳴く、ラッティングコール(雄叫び…<雌へのアピール、他の雄に対する威嚇など>)が、まだ8月だというのに始まった。本来、早ければ9月中旬から下旬に鳴き始め、万葉集では秋の風物詩としても歌われるほど秋を表現するものなのに……今年は早い!。すでに白谷雲水峡や小杉谷でも雄叫びを確認できた。一頭が鳴くと連鎖的になっていくことが予想される。今年の秋はいっきに訪れるのだろうか?それとも雄鹿が秋を待ちきれないのだろうか。
30日、午前中の屋久島はまとまった雨と、地響きで家が揺れるぐらいの落雷。集落によっては落雷で一時停電があったようだ。雷鳴は夏の終わりを知らせる自然界の声だったかもしれない。
写真展<京都>終了しました。
「神々からの伝言」堀江重郎写真展<京都・AMS写真館ギャラリー1〉は27日、無事終了しました。会期中のご来場者は400人余りだったようです。ご高覧、誠にありがとうございました。ご署名・コメントなどもご記入いただきまして、厚くお礼申し上げます。また、作品をお求め下さいました多数の皆様、これからプリント作業(業者)に入り、2週間以内でお届け予定です。しばらくお待ち下さいます様お願いいたします。
次回、同展は2014年10月11日より屋久島で開催します。
伝えたい森
屋久島には、日本列島にない原始林がごくわずかだが残されている。そのことが世界遺産の中身としてもある。屋久島に観光で訪れる年間何十万の人々がそのことをどれだけ知っているだろうか、おそらく全体の一割も満たないと思う。伝える側がきちんと伝えないと知る由も無く、また、伝えたとしても排除される場合もある。そのため物見遊山でメジャーの場所だけで終わっているのが現状だ。「森の本質、価値観とは何か?」正しく伝えていないから、偏った観光になってしまったのだろうと思う。日本の山は環境面を置き去りにして経済優先でお金になる木(杉や檜など)に変わって行った中で、屋久島の原始林は一部残された。その事自体が凄い事なのにクローズアップされない。原始林……を上から見ると思わずため息が出る。人の手が入っていないこんな森はかつて見た事もなくそのすごさに圧倒される。原始林ゆえ、謎がいっぱいで縄文杉をはるかに上回る巨大な屋久杉が存在する。だが、それは公表されていないし、今後も公表されることはない。原始林、その価値がわかると、ほんとうの屋久島が見えてくるはずです。写真=太忠岳展望所から