最近は、昔歩いた森をもう一度見たくて通っている。
倒れた屋久杉の残骸。時の流れで苔が覆い尽くす。
晴れても冷たい風が吹いている屋久島。しかし、12月から現在まで里地で日中の最高気温が10℃を下回った日はまだない。寒い年は里地でも雪が降る日もあるが今年はまだ降っていない。山間部も昨年と同じく積雪は少ない。写真を撮る者として、積雪の景色もいいが苔の森を撮るには助かっている。写真=苔の上に落ちたハリギリの種。17日、白谷
14日夜の雨で湿り気が戻った森は、苔も程よくいい感じになっていて、撮るには申し分のない状況だった。しかし、強風が昼から冷たくなりカメラを持つ手がかじかむほど寒くなった。写真=17日、白谷(屋久杉の切り株上でサクラツツジとヤマグルマが育っている)
屋久島は昨日の夕方から夜中までまとまった雨になりました。今朝は回復し午前中まで快晴でした。
標高1800mの所に立つこの杉は、台風の暴風雨、積雪などで枝をもぎ取られてしまった。天を仰ぐ姿は覚悟を決めたように見えた。
巨木に付いた苔の中に、他の木の種が落ちて発芽します。木の上だと一番光を受けやすく、根は雨が多いため幹を流れる水を補給したり、苔からも水分補給をします。そして成長するごとに根は幹を伝い、土の中に入ります。「木の上で木が育つ」雨が多い屋久島ならではの特徴。
天文の森もそうだが、高塚山も巨木が多い。
弔いの入り口。