月別アーカイブ: 2015年3月

屋久島の歩道

s-IMG_0033江戸時代から使われている楠川歩道。白谷雲水峡内の一部は人が来なくてとても静かです。楠川集落まで続くこの道は、江戸時代に集落民が屋久杉を伐る作業と、年貢として納める屋久杉材の搬出に使っていた。また、途中までは楠川前岳に祀られている「一品法寿大権現」の参拝道にもなっている。かつて、わらじと着物姿で屋久杉の平木を背負ったこの道。時代は変わって、わらじが登山靴になり背負う物がリュックに替わり、登山として苔の森に癒されている。神の領域としてむやみに入ることは無かった森。神木として敬った屋久杉をやむなく殺め、平木に加工してそれを背負って山を下りる時、苔の森はどう映っただろうか?。厳しい肉体労働を課せられた人々にとって、おそらく心の余裕すらなかったのではないだろうか。屋久島の山々に現存する道は、生活のために造られた道、岳参りの道。レジャー目的で造られた訳ではないので「歩道」という言い方をしています。道横の岩に腰を下ろして、歩いてきた道をじっと見ていると、屋久杉に入れるヨキ(斧)の音、平木を背負って歩く人の荒い息が聞こえたような気がした。=8日、楠川歩道

気温が上がると幻想的に

s-DSCF1799風が無く少し気温が上がると森は霧に包まれます。=4日、高塚

保線作業

s-DSCF6550山小屋及びトロッコ道終点のトイレなど、し尿搬出をトロッコで行っている光清掃社は、観光シーズンに入ったため線路の枕木交換など保線作業に入っています。=5日

小宴の跡

s-DSCF6548縦に割れて落ちていたリンゴツバキの花。ヤク猿が木の上で蜜を吸って落とした物です。=5日、トロッコ道

海も春の訪れ

s-DSCF6522海岸や砂浜には藻が打ち上げられ、汽水域では干潮時、石に付いたアオサ(海藻)が目立ってきました。=3日、宮之浦

アオモジの花

s-DSCF6502里地では昨年より遅くアオモジの花が咲き始めた。=2日、松峰

Rain…恵みの雨

s-DSCF0630植物にとっては冷たくも恵みの雨。