月別アーカイブ: 2018年3月

新緑を追いかけて

s-IMG_7077急速に進む新緑を追いかけて、4k映像で取材中です。=29日、尾之間

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太鼓岩から

s-IMG_6994太鼓岩から見る山桜(開花)の風景は絶景。昨年は20日前後が満開だったが今年はどうだろうか?。まだ気温がそれほど上がっておらず、今年も同じ時期になる可能性がある。=17日、太鼓岩

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春へ加速

s-IMG_6960ここ2、3日前から屋久島は気温が15度以上上がり、ぽかぽか陽気が続いている。里では植物の芽吹きが始まり、桜の開花も始まった。しかし、例年とは違って雨がまだ少ない。木の芽流しの大雨はどこへ行ったやら。=15日、憩いの森

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東日本大震災から7年。

s-IMG_6941この空のはるか向こうで7年前の3月11日午後2時46分、東日本大震災が起きた。今日、テレビ各局はこの震災に関する番組を放送していた。テレビで映し出される津波などの、悲惨な状況を確実に記録した写真や映像は、観る側に大きなインパクトを与える。そして、忘れかけていた人たちに再び事象を思い起こさせる。写真や映像は重要で、なくてはならないもの。撮る側としては常に記録を意識しなければならないと思う。

亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。また、行方不明の方が一日でも早く家族のもとに帰れることをお祈りいたします。

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木の芽流しへ

s-00032(1)3月、雨の季節になり、植物の発芽を促す木の芽流しが始まろうとしている。そして、一雨ごとに春に近ずいていきます。 4日ぐらい前から風邪で寝込んでいます。=5日、淀川登山口

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NHK鹿児島放送局へ

s-IMG_69033月1日~3日、午後5時から放送のスーパーハイビジョン8k番組「屋久島 空の黒潮 海から始まる命の物語」がいよいよ始まりました。2日、NHK鹿児島放送局で視聴することができました。8kの高精細画像とサラウンドが素晴らしく、サルの鳴き声、風の音、雨の音など、森の中にいるかのような錯覚を起こすほどです。手前みそになりますが、何度でも観たいと思う番組です。今後、是非一度ご覧ください。=2日、鹿児島

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NHKスーパーハイビジョン8K番組「屋久島 空の黒潮  海から始まる命の物語」の試験放送

s-IMG_29912016年12月から2017年12月まで、NHKスーパーハイビジョン8K番組(屋久島)の8Kタイムラプス撮影を番組の制作会社から依頼され、一年間屋久島の夜明けから日没、そして星空など、あらゆる風景を撮影、及び出演しました。機材は8kが撮れるCanon EOS 5DsR3台(レンズ:8-15mm/20mm/35mm/50mm/11-24mm/24-70mm/70-200mm/400mm)を使用しました。昨年の屋久島は天候的に例年とは違って「おかしい!」と思う日が多く、梅雨時は快晴が続き空梅雨になるなど、思った以上に苦戦しました。撮影現場で雲の動きを撮るため、カメラを回し始めたものの、天気が快晴になったため撮影を中止するという場面や、想像以上に大雨にならなかったりなど、途中で撤収を余儀なくされたことも数十回ありました。里地の撮影では車中泊で星空から夜明けのシーンを、山ではテント泊してほぼ24時間体制で撮ることもありました。そうした内容を記録した2冊のフィールドノートをもとに撮影を振り返ります。

撮影記

2016年12月、毎朝5時に家を出て尾之間のモッチョム岳の夜明けを狙う。モッチョム岳の上に白い雲があって、岩肌と雲が朝日を浴びて赤くなるのを予想して、夜明け前からカメラを回す。冬は太陽が水平線から上がる時、山全体が赤くなるので夜明けから日の出のシーンまでを収めることができる。だが、快晴の天気が続き、雲が一つもなく岩肌が赤く染まっただけで、こうした状況が何日も続いた。毎日通っていると、朝の散歩をする地元の人が「今日はいい天気でいいね」と声をかけてくれる。しかし、今日もだめだな~と心の中では思いつつ、そうですねと言葉を返す。結局、想像していた写真は撮ることができず、年を越してしまった。

年が明けた1月、積雪で白くなった宮之浦岳が朝日で赤くなるのを狙う。午前4時に白谷雲水峡の入り口を出発し、2時間かけて太鼓岩に通うこと4回。3回までは、曇り空になったり、みぞれが降ったりと無駄足の連続で、4回目の日、北西の冷たい風が吹きつける中で朝日が出るまで待つ時、手の指先は感覚がなくなるほど寒かった。太陽が上がり光が体に当たると少しばかりの温かさを感じ、写真も撮れてほっとした。とにかく寒さとの戦いだった。

梅雨入りした6月、大雨で宮之浦川が増水していく様子を撮るため、宮之浦の野外音楽堂がある公園入口の川横でカメラを回し始める。20分ほどして雨脚が強くなり、これはいけるなと確信した矢先、カメラの正面から台風並みの突風が吹き始め、レンズに直接雨が当たり、カメラも三脚ごと揺れ始めた。とてもじゃないけどこりゃ無理だ!とあきらめ、やむなく撤退。後で車のラジオでわかったことだが、屋久島地方に竜巻注意報が出ていたという。おそらくあの時の風がそうだったのだろうと思った。また、この日の午前9時ごろには大雨注意報が出て、撮影していたここの上流では登山者2名が大雨で増水した沢を渡る際、流され亡くなるという事故が起きた。

このタイムラプス撮影では「黒潮の雲を捉える」というのが必須課題だった。もし、捉えることができたならば「学術的にも世界で初めての映像になるよ」と言われていただけに、撮る側としてはテンションも上がり、絶対に撮ってやる!という意気込みはあったものの、いかにして黒潮の雲を捉えるかが難関だった。黒潮は海水温が高く、幅100キロほどで帯状にフィリピン沖から沖縄、奄美、トカラ列島の西を流れ、屋久島の南西側で太平洋側に曲がる。海水温が高いため黒潮の上空には、海水が蒸発し流れに沿って雲ができる。特に夏はその雲がわかりやすく絶好のチャンスと捉え、流れの正面になる西部林道から狙ったのを皮切りに、以前種子島から屋久島を撮った経験を活かし、種子島からだと屋久島を覆う雲の動きが撮れると確信できたので、種子島に車両ごと渡り、車中泊しながら2日間、ほぼ48時間撮りっぱなしを敢行。四季を通じ、5回渡航することになる。夏、種子島からの撮影は炎天下の中、温かい風を受けながらかなりきついおもいをした。種子島から屋久島をタイムラプスで撮影した人は他にはいないと思う。また、屋久島が雲に覆われる映像は世界初となったようだ。

夏から秋にかけて今度は屋久島の高峰、黒味岳(1.831m)へ登り黒潮の雲を狙った。この時期、奥岳は雨続きでなかなか登る機会がなく、晴れ間をみて日帰りで何回もチャレンジを試みたが、ガスが掛かったままはれることなく撃沈という始末。そんな中天気が安定したのを見計らって、今度は1泊2日の日程で、40kgの機材などを担ぎ、死ぬおもいをして挑むこと3回。1回目は、昼過ぎからカメラを回し始め、夜になっても雲が現れず、月が沈むまでを撮った。夜、水平線に月が沈む時、太陽と同じように赤くなるということを初めて知る。2回目、3回目も昼間は雲が現れず、かろうじて星空から夜明けまでを押さえる。そして10月31日、また黒味岳に登り8時頃からカメラを回し始める。この日は快晴で、朝9時頃から満ち潮に変わるため、条件的に黒潮の雲ができるのではないかと期待しながら待つ。すると11時過ぎに海面から雲が湧き始め、黒潮の流れに沿ってその雲が山肌を駆け上がり、黒味岳まで迫ってきた!・・・・ついに捉えた!!。気持ちは高ぶり、やったー!とガッツポーズが出ていた。その後、雲の流れは3時間ほど続いたのち自然に消滅してしまった。今まで無駄足の連続だったが、やっと報われた1日だった。

このように、夜明けからあくる朝まで3時間から7時間、同じ場所で撮影するのでその間、冬は寒さ、夏は猛暑との戦いでもありました。また、目的地で対象物を撮る時、10回に1回撮れたらいいほうで、何度中止や失敗、それと無駄足を踏んだこともありましたが、妥協せずに狙ったものが撮れたという喜びの方が大きく、充実した1年だったと思います。今回初めて試みたタイムラプスは、一枚の写真及びビデオ映像とは違った感動があり、今後作品制作にも生かしたいと思っています。

この番組は2018年3月より都道府県のNHK放送局で試験放送が始まっています。8kテレビがまだ普及していませんので、当面は局内に設置してあるスーパーハイビジョンスクリーンでご覧ください。放送日、時間帯などは放送局によって異なる場合がありますので、各放送局のホームページでご確認下さい。

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