月別アーカイブ: 2020年6月

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緑と青と

s-IMG_6351西部の照葉樹と夏の空。車道までヒメハルゼミの鳴き声が聞こえた。写真=23日

そこだけは夏だった

s-IMG_6321昼前、撮影目的で長峰から車を走らせ永田方面へ向かった。小瀬田から宮之浦までは雨が残り、山は雲に覆われまだ本降りのようだった。一湊から青空が広がり、永田に着くとそこはもう夏本番。気温は32度、炎天下ではあったが、やや北よりの風が少しだけ吹いて灼熱とまではいかなかった。いなか浜で2時間ほど撮って早めに撤収した。写真=22日、永田・いなか浜

雨で部分日食も見えず

s-IMG_6313小雨が降り続いて3日目。今日は部分日食が見れる日だったが、残念ながら雨で見ることはできなかった。また、今日は二十四節気の夏至。一年のうち日が一番長い日だったけど、これも雨の影響で普段と変わらない日暮れだった。写真=21日昼、尾之間・モッチョム

梅雨の炎天下

s-IMG_6294梅雨の晴れ間はもう夏で、炎天下で体を動かしているとき軽い熱中症になりかけた。家にこもってばかりで体の抵抗力も弱くなってきているかも。写真=18日、小瀬田

一網打尽

s-IMG_6284s-IMG_6287昨日の夜、外の網戸にとまっていた流し虫に、虫コロリアースを噴射した結果はご覧の通り。アルミサッシの溝に死骸がびっしり溜まっていた。それと、蜘蛛の糸に引っ掛かり蜘蛛の餌食になっている虫もいた。 写真=17日の朝

屋久島恒例の流し虫(写真閲覧注意!)

s-IMG_6280きた!、ヤツが来た!、うちもきた!。

屋久島はこの梅雨時期、夜に投稿されたSNS等でこの言葉が飛び交う。5日ぐらい前の夜から我が家の窓にもちらほら飛んで来ていたが、今までで、今夜が大量!。何千匹いるのか想像もつかない。

ヤツの正体はハネアリ。屋久島では流し虫と言っている(流し=梅雨)。人に噛みつくことはない。

体は茶色で長さは5㎜~1cmぐらい。薄透明の羽(1㎝)があり、飛んで来て着地して歩き回ると羽が落ちてしまう。それが家の中に入ってくると、羽がそこら中に落ちて大変なことになる。顔にも羽が付いてるときがある。もう笑うに笑えない。翌日、サッシ窓の外側の溝には、大量の羽が溜まっていて、それを掃除機で吸い込むと、最高に気持ちがいい。

ヤツは昼間には飛ばなくて、まとまった雨の夜も飛ばない(雨が当たると羽が落ちるからだろう)。雨が降っていない夜に、あたりが真っ暗になると大群が家の光に向かって飛んでくる。藪とか木の近くから飛んでくるので、たぶん地中に巣があるのだろう。

面白い性質があって、夜8時ぐらいから10時ぐらいまでがピークになり、それ以降は飛んでこない。飛んでくるのは長くて1週間ぐらいでその後はパタッと来なくなる。

ヤツが飛んで来た時の対策として、各家庭では「部屋の電気を全部消して寝たふりをする」「車で出かける、車の中で待機する」など、いろいろあるようです。

家の光を感知して飛んでくるみたいで、家の電球を全部LEDに変えると近寄らないといわれている。LEDの光は虫が感知する光の波長が違うらしい。実際、玄関と洗面所、トイレの電球をLEDに変えているため、さすがにそこの窓だけは寄ってきていない。

ドア、窓がサッシだといいけど、木枠だと最悪。以前住んでいた家は木枠の窓で、隙間から家の中に侵入され、蛍光灯の周りを数百匹が飛び交っていた。それを掃除機で吸い取るという戦いをしていた。今はサッシの住宅なのでその心配はなくなった。大群を余裕で見ている。

屋久島に移住して、初めてこの体験をした人は「話には聞いていたけど、ここまで凄いとは・・・」。 狂乱する人もいるようです。

今夜来て、窓の網戸にとまっていた流し虫は、虫コロリアースを噴射して全滅させた。

明日も来るのかなー。 写真=16日夜、家の外から撮影

 

 

花が教えてくれること

s-IMG_6256山では4月から5月ぐらいに咲く、クロバイ、エゴノキ、ハイノキの開花がすでに終わっていた。それもそのはず、今年は観る機会もなくいつの間にか季節は夏に変わっていた。

白谷雲水峡・奉行杉歩道を歩いている時、歩道の白い花に眼がとまった。もうヒメシャラの花が落ちたのかな?・・・と思いきや、アブラギリの花がそこら中に落ちていた。

里地では3月下旬から咲き始めるアブラギリの花。標高が上がるごとに気温が下がるため開花時期も里地より1~2ヵ月ぐらい遅れる(アブラギリの花に限らず)。そのため、今ピークを迎えたのだろう。

標高700mを過ぎたあたりからは夏の花を代表する、ツルアジサイとヒメシャラの花が咲き始めていて、春と夏の花が混在している森は何事もなかったかのようにいつもと変わらず、夏本番を迎えようとしていた。写真=アブラギリの花 13日、白谷雲水峡

夏の空

s-IMG_6148夕方のローカルテレビニュースで、気象予報士が、明日の屋久島は大雨になるといい、ネット予報でも大雨になっていた。しかし翌日の朝、ん・・・? 快晴! という日が多いような気がする。梅雨に入ってまとまった大雨は2、3日ぐらい。梅雨明けに見る空の青さはすでに広がっており、陽射しもきつく今年の梅雨明けは早まりそう。写真=13日、白谷

2ヵ月ぶりの山歩き

s-IMG_6226s-IMG_6197新型コロナウィルス感染拡大防止のため、全国的に緊急事態宣言が出されたのをきっかけに、山歩きは自粛していたが、緊急事態宣言の解除に伴い2ヵ月ぶりに撮影がてら白谷雲水峡、三本足杉まで行ってみた。

朝8時ぐらいに白谷雲水峡の駐車場に到着すると、レク森・職員の車だけで他の車は一台もなかった。やはり観光客の来島自粛が響いているのだろうか。

iPhoneを片手にいつもの入り口から案内所職員に挨拶をして入る。案内所の受付には感染防止のため透明のビニールが下げられていた。スーパーなどと同じ対応をしている。

森に入ると連日の雨で苔はみずみずしく、腐葉土の臭いも漂っていた。いつの間にか新緑も濃い緑にかわり、日に照らされた照葉樹の葉はきらきらしていた。森はもう夏が来ていると実感した。

例年だとこの時期はヒメハルゼミが鳴き初めているはずなのに、まだ聞こえてこない。昨年は5月に大雨が続き、逆に梅雨(6月)は比較的雨が少なかったせいもあったのか、どうなのか、鳴くのが7月に入ってから始まった。今年も遅くなっているのだろうか?

今回は体を慣らすため、iPhoneで動画を撮りながらゆっくり歩いた。上りは多少息切れしながらも歩くけど思うように足が上がらず、特に膝は痛みを感じた。

森はこの時期が雨に濡れて、植物が一番生き生きとして生命を感じる。圧倒的な緑の世界は、眼にやさしく、癒される。

この日は晴れていたが、雨の日もいいもので、一般的に雨の日は最初から写真を撮らず、雨が降り出したらカメラをしまうが、屋久島は雨の日こそカメラを持って森に出かけたくなる。

森の奇麗さがわかっているから写欲をそそり、撮った時の充実感が増すような気がする(個人的に)。昔から雨の日もそうやって撮ってきた。

いろいろ撮りながら三本足杉に着いたのは12時。おにぎりを食べ終わって、数カット撮るとiPhoneのバッテリー残量がわずかになっていた。モバイルバッテリーは持ってきておらず仕方なく下山することにした。

帰りはずっと下り坂で、膝はがくがくで大爆笑! 2ヶ月のブランクをひしひしと感じながら入り口の案内所に着いたのは2時すぎだった。

森の中で上りと下りで登山者と逢ったのは7人だけ。帰る時、駐車場に停めてあった車は6台だけだった。

体力、脚力の衰え(歳のせい?自粛のせい?)を感じた1日。

頑張って回復せねば!  写真=13日、白谷