命の音

7日午前5時、里地の気温は17℃、かなり暖かい朝になった。それでも昼間の「天文の森」は12℃で雨。山はまだまだ寒い!。時々突風が吹くと、枝葉の水滴がまとまって降ってくる。風が止み立ち止まって耳を澄ませると、枝の葉や落ち葉、水溜りに落ちる雨粒の「音」が重なりあって聞こえてくる。森にとっては「命の音」だ。巨木を仰ぎ見ながら、千年以上もこの音を聞きながら育ってきたんだ…と心で会話していると、顔に雨粒が当たり冷たさを感じる。屋久島の標高1300mは、福島、宮城の気候と同じぐらいといわれ、被災地の寒さを気に留めながらまた歩き始めた。これから一雨ごとに暖かくなって、山も本格的に春景色に変ってくる。

写真=8日・天文の森 「canon Power Shot S90」

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