小さいけど、見つけてやって!

縄文杉を見に行く時も、見た後も、黙々と森林軌道(トロッコ道)を歩く登山者。もったいない!足元の横では季節を伝える花々が春を告げているというのに…。桜の花がきれいだと、上は見るけど、足元の横は見ていない…?。縄文杉は季節に関係なくいつでも(今のところ)見れるけど、季節の花はその時だけしか見れません。写真を撮る者としてはその時を撮りこぼすと、来年まで待つことになります。“狭い屋久島、そんなに急いでどこへ行く”、たまに立ち止まってゆっくり周りを見ることも、後ろを振り返るのも必要ですよ。ちなみに私は、撮影で森に入ると100m歩くのに1時間かけます。撮る物を探すのではなく、見て感じた物を切り撮るだけです。植物が「撮って!」と言ってるような気がする時もあります。(あくまでも)見落としてしまうような小さい花でも、しっかり咲いて「生」を主張します。その「生」を受け止めることで、森全体が見えてきます。写真のフデリンドウはトロッコ道横の土手や岩壁に、晴れた時だけ花びらが開きます。高さ2cm以内です。『木を見て森を見ず』、縄文杉を見ただけで屋久島を語るなかれ。

写真=11日・フデリンドウ/トロッコ道「Canon PowerShot S90」

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