灯籠流し

15日は盆の終わり。死者の魂を舟であの世へ送る灯籠流しが安房であった。初盆(新盆(にいぼん))の家は提灯などの飾りつけをして、果物やお菓子などのお供え物を乗せた舟を送り出し、ご先祖の魂を毎年送り出す家は四角い灯籠だけを流す。「気を付けて行って下さい」と家族全員で送り出す舟もあれば、風で押し戻される舟に、「飲み屋に一回よっていかんと行けんのかな~」など、故人の思い出を語る家族もいた。流し始めてしばらくすると雨が降り出し、ロウソクの火が消えた灯籠を心配しながらいつまでも送っていた。=15日午後8:00~8:30分、安房(川)港

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