緑、駆け上がる

屋久島は海抜0mから1936mまで、亜熱帯から亜寒帯(亜高山帯)の植物の垂直分布が見れる所。それが世界遺産登録の理由。原始林や復活した原生林、照葉樹林。メディアが縄文杉ばかりとりあげて、肝心なものが抜け落ちてしまった。屋久島=縄文杉が観光の主流になって、60%近くが縄文杉に頼っていると聞く。昨年、推定樹齢2000年以上の翁杉が倒れた。相手は「生き物」、縄文杉もいつ倒れるかわからない、縄文杉が倒れるとこの島は沈没してしまう。単独で縄文杉を観に行った人たちは、屋久島の中身をしらず帰ってしまう。だからリピーターとしてあまり来ない。中身をしっかり伝えるガイドツアーを選び、屋久島のすばらしさを知ってほしい。縄文杉を育てた原生林、水、光、など大事なものをじっくり時間をかけて観てほしい。歩くだけではなく、森の中で動かずその場で一日ゆっくり過ごすのもいい。必ず何か伝わってくるはず!。

写真=27日 「EOS 7D・17-55mmF2・8」

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