蝉前線

5月末から里地の照葉樹林内で鳴き始めたヒメハルゼミ(姫春蝉)は、新たに羽化した成虫が、標高1200mぐらいまでの森で現在、毎日鳴いている。一匹がギーオギーオと鳴き始めるとすぐに大合唱が始まり、いったい何匹が鳴いているのか想像もつかないほど。その大合唱で、ミソサザイ、コマドリなど、鳥のさえずりや鳴き声も聞こえない。

この時季、梅雨明けを教えてくれるヤクシマエゾゼミの鳴き声はまだ聞こえない。=2日、ヒメハルゼミが羽化した脱皮(大きさは3cm以内)、大株歩道

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