縄文杉近辺でいつも母鹿と一緒にいた生後一年も満たない小鹿が、近頃左前足を骨折したようだ。なぜそうなったかは不明で、餌となる緑の落ち葉を痛々しく歩きながら探していた。四本足の野生動物にとって一本でも骨折すると、それは死を意味する。過去に数頭、そのような状況を見たことがあるけれど、数ヶ月もしないうちに姿を見なくなった。おそらくどこかで力尽きたのだと思う。人や動物園などで飼われている動物だったら治療もできるだろうけど、野生ではそうはいかない。これも自然の摂理、ただ見守るだけです。頑張れ小鹿!=5日、高塚