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投稿者「Horie Shigeo」のアーカイブ
雨、叩く

水系ネタしか無いのかいっ!というぐらい、連日雨の屋久島。23日は宮之浦地区だけ1時間に200mm近くの豪雨があり、全国ニュースにもなっていたようだが、別に騒ぐ事も無くいつものことで、山ではそれ以上に降る時もある。ただ、今までテレビで放送されなかっただけのこと。広島の豪雨災害があったばかりで、話題性、注意喚起として放送されたものと思われる。近年、屋久島の雨は10年ぐらい前に比べ、少なくなったような気がする。(データを見ないとわからないが)冬、鹿児島の桜島に雪が積もるとニュースになるが、屋久島の山で2~3m積もってもニュースにならない。それだけあたりまえになっているのと、離島であるがゆえ情報が伝わっていなかった側面もある。しかし、近年はインターネットの普及により、リアルタイムで情報を発信できるようになり、屋久島で起こったことが映像として流れるようになったのです。「屋久島は雨の島、世界屈指の降雨量、降ってあたりまえ」を再認識してもらえたのではないでしょうか。
24日も山では朝から昼過ぎまで雨。夕方になってやっと天気が回復してきた。写真=24日、歩道の水溜りに落ちていたハリギリの葉。/屋久杉自然館でシャトルバスを降りると、南の空に夕日を受けた雲があった
雨音
山中泊の高塚小屋はほぼ満員で、人が多かったため中は外に比べ5℃ぐらい温度が上がり暖かった。夕食後シュラフ(寝袋)に入り数時間寝ただろうか、少し暑苦しさを感じて目が覚めた。腕時計を見ると午前3時35分。涼みに小屋の外に出ると、森は昼過ぎから濃い霧に包まれたままだった。無風でも夜霧は冷たく寒い。小屋入口の木製の階段に腰を下ろし、ヘッドライトで森を照らしていると、丁度雨がぽつりぽつりと降り出してきて、雨粒が小屋の前のデッキと木道に「ボトッ」と音をたてた。耳を澄ませて聴いていると、葉に落ちる音が「べチャッ」「ピチャッ」「ボサッ」「パサッ」「パタッ」と、木の種類で葉の大きさが違うため、音も違って聴こえた。風が強い時はなかなか聴き取れないが、無風で暗闇だとより集中して聴くことが出来る。葉に限らず様々な物に落ちる雨音があるのです。
そんな雨音を聴きながら10分もしない内に体が冷えてきたので、また小屋に入り床に就いた。写真=18日午後4時37分、霧に包まれた高塚小屋前
10月11日(土)~11月30日(日)「神々からの伝言」堀江重郎写真展=〈屋久島で最終展示〉
「東京写真月間2014」 THE MONTH OF PHOTOGRAPHY,TOKYO2014 「東京写真月間2014」実行委員会・公益社団法人 日本写真協会 東京都写真美術館主催の国内企画展「いのちの伝承―日本の世界自然遺産をめぐる いとなみ」と題して5月29日~6月4日東京:オリンパスギャラリー東京(本展)、7月12日~7月29日北海道:東川町文化ギャラリー(同巡回展)、8月22日~8月27日京都:AMS写真館ギャラリー1(個展)で開催しました「神々からの伝言」堀江重郎写真展は、本年最終展示を屋久島で行います。屋久島の展示では未発表の作品を数点、大型スクリーンでスライドショーとしてご覧頂くほか、映像作品「屋久島千年の奇跡」・「屋久島・神秘の森へ」・「屋久島木の芽流しの春」を上映します。どうぞご高覧下さいますようお願い致します。
会期:2014年10月11日(土)~11月30日(日)※会期中無休 10:00~18:00
会場: TABIRA GALLERY (旧THE ARTS FACTORY GALLERY) ※入場無料
※※※鹿児島県熊毛郡屋久島町小瀬田815-31 屋久島空港から宮之浦方面へ徒歩3分、イルマーレ隣り・青い十字の屋根が目印
Tel・web: 0997-43-5956 http://tabira.biz/
※写真展協力:東京写真月間2014実行委員会・公益社団法人 日本写真協会
屋久島写真









