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投稿者「Horie Shigeo」のアーカイブ
季節が変わると

夏場、東シナ海に沈む太陽は口永良部島の裏だったが、秋になり口永良部島の左側に変わっている。写真=4日、東シナ海展望所
圧倒される世界遺産の森


開いた口が塞がらないほど圧倒される森が屋久島にはある。むろん、日本、本州には無い森だ。江戸時代に屋久杉が伐倒されず残された森は、自然の景観として世界自然遺産に登録されていて納得させられる。こういう森を一度見て、屋久島の素晴らしさをわかってほしいものだ。 写真=花之江河歩道
紅葉も本格的に


屋久島は標高400m以上の山で黄色、赤色の葉が目立ってきました。先週からいっきに冷え込んだためと思われる。写真=紅葉したヒメシャラ、木道に落ちたコハウチワカエデ、2日、夫婦杉近く
写真集「惑星」

10年前から屋久島で断続的に作品を撮り続けている写真家 山内悠 氏が、このほど写真集「惑星」を刊行した。10年前「夜明け」を刊行して以来2冊目になる。今回の「惑星」はライフワークであるモンゴルの作品をまとめたもので、フィルム、デジタルカメラで撮影した、カラーとモノクロ写真が掲載されている。3冊目は屋久島の作品を刊行予定という。 青幻舎 5,500円(税込み)
水もアートになる

川を流れる水は角度を変えて見るとアートになる。青い空、太陽に照らされた葉、川の岩など、特に秋は紅葉があると華やかになる。
そして次の世代へ


屋久島の森には、江戸時代に伐倒された屋久杉が点在する。
かつて、山(山岳)は山岳信仰の、神の領域としてむやみやたらと入ることはなかった。そして、岳杉(たけすぎ・今は屋久杉とよぶ)も神木として崇められていた。
しかし、藩政の時代に年貢として岳杉の板を納めることを命じられた時に、島民はどんな気持ちで神木の岳杉と向き合っただろうか?
おそらく、詫びながら神木にヨキ(斧)を入れたに違いない・・・。
そして時代は過ぎ・・・
今、300年の時を超え、伐倒された屋久杉、伐根に次の世代の杉や他の植物が育って
森が蘇っている。
この光景(原生林)を日本では屋久島でしか見ることができない。
本州にない森が屋久島には残されているのに、そのことがちゃんと伝わっていないのが現状。
写真=大和杉の森(世界自然遺産エリア)
秋空に映える白骨樹

真っ青な秋空に映えるツガの白骨樹。おそらく根元を虫(カミキリムシ?)にやられ、立ち枯れしたと思われる。今年の台風でも被害はなくまだ立っていた。
秋晴れ続く

23日の午前中まで雨が残ったが、その後は晴れ。天気予報によると2週間ぐらい秋晴れが続きそう。ただ、日中の気温は20度以下まで下がるようで秋の深まりも加速しそう。写真=23日朝、荒川登山口
救助要請多発

ここ2ヵ月で、わかっているだけでも4回(縄文コース、新高塚小屋近辺)の登山者救助要請があり消防、警察が出動している。うち2件は足の骨折、2件は転倒による頭打。いずれも命に別状はなかったようだが、あまりにも負傷者が多すぎる。自分の体力、気力、経験をもとにコース選びをしてほしいものだ。写真=24日、午前10時57分トロッコ道終点、新高塚へ救助に向かう消防。(林野庁のトロッコを今は消防、警察が運転して出動している)
屋久杉

屋久杉とは・・・・屋久島で生息する杉が屋久杉というのではなく、樹齢千年以上の杉を「屋久杉」といっている。千年以下は小杉、植林などをした杉を地杉とよぶ。本州だと千年ぐらいまでは成長するようだが、屋久杉だと3千年は生きる。これは屋久島が花崗岩の島で、もともと土壌が少なく栄養分も乏しいため、ゆっくりと時間をかけて成長するためといわれる。また、その間に樹脂が溜まる。樹脂は本州の杉の6倍以上といわれる。樹脂が多いため、千年生きた屋久杉が伐倒され森に放置されると、土に還るのに千年かかるといわれる。写真=樹齢3千年ぐらいの万代杉