投稿者「Horie Shigeo」のアーカイブ

秋の朝

今日の白谷雲水峡、晴れが続き夜に冷え込んでくると、森には冷気が漂い朝方に木漏れ日が光のカーテンをつくる。秋が深まり冬にかけてこの光景が見られる日が多くなる。写真=13日、白谷雲水峡

静かに横たわる

今日、白谷雲水峡の森は午前中は晴れ、午後から霧に覆われた。凛とした森に江戸時代に伐倒された屋久杉が苔をまとい静かに横たわる。千年以上を生き、倒されてからは千年近くかけて土にかえっていく。写真=12日、白谷雲水峡

ヒメネズミ

今日午前、縄文コース・トロッコ道終点にあるトイレの近くでヒメネズミがちょろちょろ動き回っていた。トロッコ道終点では縄文登山者がトイレを済ませ、休憩する時にお菓子などを食べるため、その食べこぼしが地面にある。おそらくそれを食べていたと思われる。食べるのに夢中になっていたので、そっと50㎝ぐらいまで寄っても逃げる気配もなく、写真と動画を撮れた。ヒメネズミは卓球の球ぐらいの大きさ。写真=11日午前8時20分、トロッコ道終点

残された照葉樹林

本州は杉山が多くなっている。杉は建築材になり、二酸化炭素を一番吸収するといわれているが、動物は住めない。

屋久島は見事なまでの照葉樹林が残されて、ため息が出るほどの森が存在する。

照葉樹は森に養分を与え、木の実がなることでヤク猿が生息でき、鳥も集まり、ヤク鹿も生息している。

また、落ち葉の下には想像もできないぐらいの微生物がいる。それが雨水に流され、海へ多量のプランクトンを供給する。照葉樹林は森と海と動物を育む重要な役割を担っている。

日本列島の島

屋久島は、わかりやすくいうと「屋久島から北海道までの気候があり、沖縄から北海道までの植物がある(一部)」つまり島は、亜熱帯(西部)から冷温帯(宮之浦岳)までの植物が垂直に分布している。これが世界自然遺産の登録理由です。偏った情報が独り歩きして、屋久島を訪れる観光客はこのことを知らないのが現状。伝える側にも責任がある。

台風一過の快晴

屋久島は朝から快晴。気温は先週より上がり夏日になって、蝉のツクツクボウシが鳴いている。台風14号の影響なのか、北寄りの多少強い風が残っていて暑さも和らぎ心地良い一日になった。写真=10日、安房

台風14号何事もなく

台風14号は今日未明から昼前にかけて種子島の東を通過して行った。台風は東側だったので予想より風は強くなかった。家屋などの大きな被害はなかったが、TVニュースによると、南部ではポンカンの木が一部倒れたもよう。今日まで海上は大しけで船便は全て欠航。空の便は昼前から運航を再開した。写真=9日、小瀬田から宮之浦方面

台風14号は

今回の台風は雨が少なく風台風。今日の屋久島は風速15m以上の強風域に入ったこともありフェリー、高速船、空の便も終日欠航になった。明日昼前には種子島の東を通り四国沖へ進む予報。幸い暴風域は避けられそう。写真=8日、午後1時56分春田海岸

まだアファンの森にはほど遠いかもしれない

万代杉手前の森はちょっといい森だ。近くに水が流れてて、苔むしている。一瞬、アファンの森(アファンとは・・ウェールズ語で=風が通るところ)に近いと思った。しかし、天を見上げると葉が生い茂り、林床まで光がとどかない。そのため下草が生えない。仮に生えたとしても増えすぎた鹿の食害でなくなってしまう。森と動物の共存は難しい一面がある。水場で休憩していると、鳥のヤクシマカケスが飛び交い、ヤク猿の声も聞こえた。ある程度人が手を加え、隙間ができるようにしないといい森にはならない。写真=万代杉手前の水場

ミヤマウズラ

シュスラン属のミヤマウズラ。葉がウズラ(鳥)の羽の模様に似ているからという説。高さ15㎝ぐらいで、白い花を咲かせる。今、標高1000m以下で花期を迎えている。写真=7日、神山展望所