投稿者「Horie Shigeo」のアーカイブ

100mの大スラブ

モッチョム岳右裏の巨大スラブはホルンフェルス(変成岩の一種)と思われるが、みごとなもの。その隙間に植物の種が運ばれ、雨が多い屋久島ならではのことで、森が形成されている。写真=7日、モッチョム岳手前

何年ぶりだろうか、でも断念

屋久島の南、小島・尾之間・原・麦生集落を見下ろすモッチョム岳(940m)へ何年ぶりかにプライベートで行ってきた。

途中の万代杉までは3年前、3日連続で登ったことがあったが、モッチョム岳までは10年近く行っていなかったのではないか。

千尋の滝手前の登山口から、いきなり地獄の急登を3時間かけ、死ぬ思いをしながら頂上に上がるロープ場の手前まで到着したが、台風14号の影響が出ていたのか風速15mぐらいの強風が吹きっぱなしで体が飛ばされそうになって、頂上に上がるのはそこで仕方なく断念した(無念)。

すぐに引き返し、神山展望所で弁当を食べて下山を開始。

午後3時ごろから今度は雨を伴った暴風にかわって、登山道に枯れた小さい木の枝などが折れて落ちてきた。午前中よりかなり風が強くなって、もう台風14号が来たのかと思うぐらい凄かった。

モッチョム岳登山道は木の根がむき出しになっているところが多くあり、急斜面の根を踏むと雨に濡れて滑りやすくなっていて、すってんころりんで尻もちを一回ついた。

また、岩場も滑りやすいところがあり、案の定すってんころりんで右の肘側面が岩に当たり「コッ!」っと、骨の音がした。その時は痛かったが、打撲だけで骨に異常はなく、すぐに肘は動いてストックを使えた。

いずれも登山靴のソールがすり減って、最近滑りやすくなっていたのが要因だった。そろそろ靴も変え時かな。

午後5時前、無事に登山口に到着。 

写真=7日、モッチョム岳裏側・・・道中の写真は次回に続く

ツチトリモチ

今の時期、森の林床に怪しげな朱色の植物がある。高さ5㎝ぐらいで場所によっては3、5本の群生もある。朱色の部分はこう見えても花。茎の部分はハンマーで叩いて砕くとねばねば(ゴキブリホイホイのように)のトリモチになる。これから秋の深まりとともにまだまだ増えてくる。写真=6日、

また霧に包まれる

今日の白谷雲水峡は朝から霧に包まれた。苔は表面から霧の水分を補給できることによって、生き生きとした緑が際立っていた。写真=5日、

秋空に山だけ雲

今日も朝から晴れ上がった屋久島。山だけ次から次に雲が湧いては消え、湧いては消えを繰り返していたので、タイムラプスの撮影をしてみた。=4日、小島から

秋晴れが続きます

安定しなかった天気も10月に入りやっと秋晴れが続きます。北寄りの風が吹き始め、日中の気温も25度前後と涼しくなってきました。写真=3日、安房港

秋は雲海が素敵

秋は奥岳に登ると360度雲海を観ることもできる。あくまでも晴れた日に限り保証はできない。写真=29日、黒味岳から国割岳方面

奥深い巨木の森

森が深く巨木が多い天文の森。屋久島一押しに並ぶこの森は、霧に覆われると精霊が出て来そうな雰囲気がある。一日中見ていても飽きない魅力があり一番好きな森。写真=天文の森

山は秋の訪れ

標高1.000m以上の山はかなり気温が下がり秋の訪れを感じさせる。淀川小屋の前にある淀川の土手では秋の花、ダイモンジソウが咲いていた。1.600m以上になると屋久島固有種のハナヤマツルリンドウも咲き始めている。写真=30日、

岩の隙間に生きる

29日、黒味岳近くの登山道で、植物の花があればと目を皿のようにして探しながら歩いていると、花崗岩のわずかな隙間に極少の土があって種が運ばれたのだろうか?イッスンキンカがたくましく花を咲かせていた。写真=29日、黒味岳近く