地上5mぐらいのところで折れた杉の木の上では、サクラツツジと榊の木が着生していた。根が地中に入るまで何年かかったのだろうか?。これが屋久島で再生する森の姿。=7日、白谷
沢の岩に落ちていたウラジロカシの葉が一瞬、はじける水に見えた。7日、白谷
朝から青空が広がって北西の突風が吹いていた屋久島。黒味岳頂上(1830m)では風速20m/sぐらいの突風で、頂上の岩の上は飛ばされそうになり立つことができなかった。体感温度は氷点下で冷たい風が顔に当たるとかなり痛く、標高1800m以上の斜面には北西の風が吹き付け霧氷ができていた。写真=6日午後12:50分、黒味岳
映像の撮影で、夜明けを太鼓岩で待った。かなり冷え込んで手がかじかむほど寒く北西の風がやや強かった。小杉谷の山桜状況は、三代杉方面は見ごろを迎えています=下写真。太鼓岩正面下及び学校跡地方面は10日前後に満開を迎えそう。=5日06:39分、太鼓岩から
杉、カエデ、シイの木。5日、県道白谷線
なんと半径30m以内で鹿が40頭余り集まっていた。普段集まっていても多くて20頭ぐらいなのに、これだけたくさん集まっているのは初めて見た。誰か飼っているのではないかと思うぐらいの群……。実は鹿の群の横に猿が一群いて、猿が木に登り葉を落とすのを待っていたのです。森の地表では餌になる植物が少ないため、いつも猿のおこぼれをもらっています。=4日、西部
前岳は新緑が本格的になってきた。写真=3日、県道ランド線・白谷線
3月から4月にかけて雄鹿の角が頭から落ちる時期。歩いている時ポロリと落ちたり、木の根に挟んで落としたりと様々。その落ちた角を自身がかじったり、他の鹿がかじって食べてしまう。これは当たり前になっているカルシウム分などの捕食で、今の時期見られる。「鹿の角収集家」は、食べられる前に拾おうと連日森の中で探しまわっている。=角をかじる小鹿 1日、ヤクスギランド内
桜が咲き、新緑が山々を染める春。だが、別れの時でもあります。数年前屋久島に赴任した県職員、教職員の転勤が決まり、先週から宮之浦港では毎日お見送りが続いています。=31日、宮之浦港
※Movie:映像作品vol.3「屋久島木の芽流しの春」を現在撮影進行中です。(4月中旬公開予定)
広がる照葉樹の新緑=31日、一湊