時をみつめて

名もなき巨大な屋久杉へ

あなたはいつからここに立っているのですか?。見るからに2000年以上はこの森と共に生き続けてきたことでしょう。その姿は白骨状になりながらも、体には他の着生植物を育て、傾きながらもまだ立っている。名もなく、注目されるでもなく、いつ倒れるかもわからず、静かに静かにその時を迎えるのですね。あなたの生きた証をしっかりと受けとめながら、写し(記録し)ます。

至福の時間

山中泊で冷えきった体に朝日が当たると、ふっと体の力がぬけ、太陽の温かさを感じる至福の時間が訪れる。樹々の枝も光を求めて伸びていくのは、温かさを感じるからだろう。

天空のWave

爆弾低気圧の暴風の影響で、上空の雲は複雑な動きになっていた。

春の大嵐

昨夜から明け方にかけてまとまった雨と、落雷。午前9時前に雨は止んで、天気は一気に回復して晴れたが、爆弾低気圧の通過で台風並みの暴風。船便は全便欠航した。夕方のTVニュースは「屋久島尾之間で最大瞬間風速31.9m/sを観測、4月で30メートルを超すのは43年ぶり」と報じた。夜になって風はだいぶ弱まってきている。=小瀬田港

太鼓岩から山桜風景

風は若干冷たいものの晴れの天気が続いて、気温も少し上がった屋久島。太鼓岩の眼下には、開花した山桜が見ごろを迎えていた。昨年より15日ぐらい早く咲いた山桜。花見のピークは5日、6日、遅くとも7日ぐらいまで。明日の大嵐がかなり影響しそうで、花びらがかなり飛ばされる可能性もある。=2日、太鼓岩から

秋のような夜明け

31日は朝からよこなぐりの雨で暴風。南西の温かい風から始まり、昼前には雨も止み西の風が黄砂を運んで来た後は、直ぐに冷たい北西の風に変わり、手がかじかむほど気温が10℃ぐらい下がった。縄文杉展望デッキでの最高気温は5℃。歩いても温まらない一日だった。新年度を迎えた4月1日、まだ冷たい風は残ったが朝から晴れ、秋のような鱗雲が強風に流され、出たり消えたりを繰り返した。=トロッコ道から

フデリンドウ開花

高さが、わずか2cmのフデリンドウ。太陽の光が当たらないと花弁は開かない。気温が上がり、晴れの天気が続いたため、いっきに開いたようだ。=28日、トロッコ道楠川別れ近く

水が磨く

なんらかの影響で川に落ちた木は、流されるうちに皮が剥がされ、止まって何年も動かなくなると、水に洗われて光沢が出てくる自然の芸術だ。

浸水して漂流する旅客船、ドキュメント

26日、午後12時20分ごろ車で宮之浦へ向かっていると、空港近くで空にヘリが3機旋回して、小型の自衛隊機も旋回しているのが見えた。海が見える所まで来ると、海上に船が2隻停船しているのが確認できて、これはただ事ではないと思い、海岸の近くに車を止め状況がわからないまま撮影を始めた。すぐに他の人達が来て、会話を聞いていると「インドネシアに向かっていた旅客船が、屋久島北沖で浸水して漂流しているとテレビニュースで報道していた」と話していた。船は屋久島の海岸近くまで漂流してきたので、一番近くで撮るため撮影場所を早崎灯台跡地に移した。空には報道のヘリ5機、海保のヘリ2機、自衛隊の小型飛行機1機と、海上には巡視船2隻が救助活動を行って、騒然としていた。

以下テレビニュースまとめ:「香川県の船会社から売却され、インドネシアに向かっていたインドネシア船籍の旅客船「MASAGENA」が屋久島の北沖で浸水し、電気系統が利かなくなって漂流したため、海上保安庁第10管区保安本部に救助を要請した。10管本部のヘリが午後1時過ぎから救助を始め、午後5時前には乗組員12人全員を無事救助した。」

26日、午後10時現在も同船は漂流中で、沈没する心配はないという。海保の巡視船2隻が警戒しながら見守っている。

撮影カメラ:コンパクトカメラ、フジF600EXR

 

花の存在

殺風景な冬の山と違って、春の山、森は山桜、新緑、サクラツツジと自然の鼓動を感じる。

  • カテゴリー

  • 最近の投稿

  • アーカイブ

  • メタ情報