時をみつめて

体験学習

国立大学法人 岩手大学教育学部附属中学校の2日目は、体験学習。島内のポンカン・タンカン農家、酒造メーカー、いなか浜の清掃作業などグループごとに分かれて体験するというもので、「写真家の体験?お手伝い!」として、男子生徒4名が来てくれました。なぜ写真家を選んだの?と聞いてみると「一番インパクトがあったから!!」……。なぜか、みんなで大爆笑。私の車で島一周しながら、ポイントで撮影。生徒はカメラを持たない規則なので、写真の撮り方などを教えることは出来ませんでしたが、「雲や太陽の光は一瞬を逃がすと二度と撮れないよ、チャンスは一度だけ」と、撮影の心構えなどを話しながら、撮影の時、機材運搬を手伝ってもらいました。ほとんどが島内観光に近い体験(笑)でしたが、私を含めてみんな楽しい一日でした。お手伝いありがとう。写真=29日、西部

山師、高田久夫さんの目に涙。

6月27日岩手県から、国立大学法人 岩手大学教育学部附属中学校の3年生158名(男子80名、女子78名)が学習旅行で屋久島を訪れた。

コンセプトは…「人から学ぶ」そして生き方を考える。

同校では3年生になると毎年、学習旅行で全国各地を訪問。その土地の人達から「話を聞く」、「仕事を体験する」。など、昨年は富士山清掃の奉仕活動をしたという。今年は屋久島。生徒たちは屋久島について半年前から、屋久島に関する本やテレビ放映されたビデオを見て、かなり学習して訪れた様子。

28日午前中は、屋久島ツアーガイド旅樂(ガイド20名)の案内で、ヤクスギランド150分コースを4時間かけて屋久島の森を体感した。その後バスで移動して紀元杉を観た後は、午後1時から屋久島町安房総合センター大ホールで、同校がお招きした、屋久島の語り部としても活動されているお二人の講演に、メモを取りながら耳を傾けた。講演者は、「1970年まで小杉谷の森林伐採に関わった元営林署職員、現(有)愛林代表・高田久夫さんと、1971年に結成された「屋久島を守る会」代表・兵頭昌明氏と共に、屋久島の大規模森林伐採即時中止を訴える運動を行った、柴 鐵生さん」。それぞれ「伐採」と「伐採中止」という相反した当時のお二人の話を真剣に聞き入っていた。

後半には質疑応答があり「仕事で辛かったこと」「今後の屋久島の森について」など、20名近くが中学生とは思えないような鋭い質問を投げかけ、それに対してお二人の共通した回答は「次の世代に豊かな森を残したい。そして500年後、1000年後の森を観てみたい」と締めくくった。また、講演の最後に代表の女生徒が「私たちは震災に遭ってしまったけど、人々の温かさに豊かさを感じました」とお礼の言葉を返した…。 私は、この子たちがいる限り岩手の未来は大丈夫だと確信しました。

事あるごとに(有)愛林代表・高田久夫さんを継続写真取材していますが、この日も講演する高田さんを撮影。講演は同校の先生が高田さんに質問して、それに高田さんが答えるという形式で行われ、1時間ほど続いた後に、生徒からも質問があり高田さんが答えた。そして講演が終わるとそのお礼として歌(合唱)を、お世話になった相手に贈るという同校の慣習に沿って、指揮者の生徒が壇上に上がり一曲目、「輝くために」を生徒全員で合唱した。

そして、二曲目に予想もしていなかったサプライズが待っていた。「高田さんに感謝を込めて贈りたい!」と選んだ歌は、なんと、かつて高田さんが暮らしていた小杉谷の「小杉谷小中学校の校歌」だった!。歌が始まると、高田さんは顔が少し緩み、昔を懐かしむかのように、一諸に校歌を口ずさんでいた。歌が終わり、代表の女生徒からお礼の言葉を受け壇上から降りる高田さん。たくさんの拍手で送られる高田さんは、感極まったのかホールの出口まで来ると、照れくさそうに両手で顔を覆った。その覆った手の隙間から見えた目には、涙があふれていた……。写真=28日

梅雨明け宣言!

今日、鹿児島地方気象台は鹿児島、種子島、屋久島を含む九州南部が梅雨明けしたと発表した。昨年より22日早く、平年より16日早い梅雨明けになった。また、これほど早い梅雨明けは気象台観測史上2番目だという。

今日午前中、ヤクスギランド(標高1000m)でヤクシマエゾ蝉の鳴き声も確認した。

写真=28日、安房 「CanonPowerShot S90」

梅雨明けの予感

27日午前中、白谷雲水峡は雨が降ったり止んだり。夕方、里地では湿度も下がり爽やかな南風になった。今週中には梅雨明け宣言があるかもしれない。

東京で29日まで開催しているイタリア日本写真交流展で、25日に終了した「聖地」イタリア日本の新世代写真家たち展の展示写真が今日帰ってきた。屋久島で開催する写真展の展示構成は明日ぐらいには終わる見込み。

写真=27日05:45分、一湊 「OLYMPUS PEN E-P1」

嵐に光明

台風5号が過ぎ去った東シナ海はまだ吹き返しの南風が強く、空も海も灰色。雨が降りそうで降らない雲の隙間から一瞬光がもれた。

写真=26日、西部から 「EOS 7D・17-200mmf2.8」

台風5号の影響

台風5号の影響で海上は大しけ、船便は欠航。今夜遅くから明日昼過ぎまで屋久島は25m以上の暴風域に入る模様。

写真=25日15:14分、中間 「EOS 7D EF-S17-55mmf2.8」

猛暑

暑い…!。梅雨明けを思わせるようなキツイ陽射し!車の外気温度計は33℃。屋久島の東から北側はあまり風もなく、湿度も多少あった。梅雨明けの時はいつもこんな感じだが、まだまだのよう。自然界の事は自然界のものが教えてくれるといわれるけど、例年梅雨明けになると、気象台よりも早く梅雨明け宣言をしてくれる、標高900m以上で鳴くヤクシマエゾ蝉の声はまだ聞こえない。   ☆祝、「小笠原諸島」世界自然遺産登録決定! 

写真=24日、雲がかかる口永良部島/永田から 「EOS 7D 70-200mmf2・8」

黄昏瞬景

太陽が沈んでしまった後のマジックアワー。

写真=23日19:25分、西部 「EOS7D・EFS17-55mmf2.8」

梅雨の晴れ間

今日、鹿児島地方気象台は「奄美地方が梅雨明けしたと思われる」と発表した。平年より1週間、昨年より23日早い梅雨明けという。今日の屋久島は朝から晴れたり曇ったり、所によっては一時雨が降ったりの天気。最高気温は28℃(30℃以上の真夏日になった所も)。南からのかなり湿った風が吹き、晴れても洗濯物があまり乾かないほど湿度が高かった。我が家の防湿庫(カメラ、フィルムを収納)は赤ランプが点灯したまま除湿のためフル稼働。梅雨時は家の中、機材など、カビとの戦いになる。

写真=22日、宮之浦 「OLYMPUS PEN E-P1・17mmf2・8」

遠離空。

遠い空、今日の屋久島。

夕方、蝉が鳴いていた。           18日、小瀬田から 「OLYMPUS PEN E-P1・17mmf2.8」

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