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山は秋の訪れ

標高1.000m以上の山はかなり気温が下がり秋の訪れを感じさせる。淀川小屋の前にある淀川の土手では秋の花、ダイモンジソウが咲いていた。1.600m以上になると屋久島固有種のハナヤマツルリンドウも咲き始めている。写真=30日、
岩の隙間に生きる

29日、黒味岳近くの登山道で、植物の花があればと目を皿のようにして探しながら歩いていると、花崗岩のわずかな隙間に極少の土があって種が運ばれたのだろうか?イッスンキンカがたくましく花を咲かせていた。写真=29日、黒味岳近く
6名総がかりで

ある仕事で4日間の映像撮影に行ってきた。亜熱帯の植物から冷温帯の植物まで、世界遺産のメインである植物の垂直分布を網羅するというもので、晴れの日、雨の日と内容的には3日目の夕暮れまで天気に恵まれた。撮影のリストに挙げられた植物を撮っていくのはかなり地味だが、なるべく図鑑のようにならないよう工夫する必要があって、撮影する場所を選ぶのに苦労した。ポーターも含めて6名総がかりで3日目の撮影を終えた。 写真=
場所を選ばず生きる

写真=21日、尾之間歩道
雨の森は

大粒の雨がばらばら降るでもなく、ざあざあ降るでもなく、しょぼしょぼ降るでもなく、
シトシト雨が一番癒される。雨の森ってほんといいものです。
写真=22日、小花山
打ちのめされた木々

また、土壌やカミキリムシの影響もあって、立ち枯れの状態にある杉とツガの木。
写真=21日、尾之間歩道
なぜ木の上に石が・・

答えは簡単。
見えている木は杉の根っこ。
台風で根っこごと倒れ、土も付いていたのだろうけど雨で流され石だけが残った。
屋久島ではよく見る光景。
写真=21日、尾之間歩道
用意周到の登山を

午後2時ごろ縄文杉からトロッコ道終点まで下りてきて休憩していると、トロッコ道をかなり疲れた様子で男女のペア(夫婦?親子?40代~50代?)が登山口方面から終点に到着した。
日帰りにしては時間的に度を越している。気になったので、その女性の方に声をかけてみた。すると、上に泊りだという。おそらく縄文杉を見て高塚小屋に泊まる予定だと思ったのと、背負っていたリュックを見るとあまりにも小さかったので・・・寝袋は持っていますか?テントは持っていますか?と聞いてみると「持ってません、フリースを着て寝ます」という。
しかし、今、屋久島の山小屋は「コロナ感染防止のため、ご利用はお控え下さい」と張り紙があり、泊まる場合はテントを使用しているのが現状。たぶん小屋に入ると思うが・・・・。
トイレを済ませた2人は大株歩道を登って行ったが、男性の足取りは重くよろよろしながら歩いていた。通常大株歩道入り口から縄文杉までは2時間半ぐらいで着くのだが、あの足取りだと4時間ぐらいはかかるのではないかと思った。
無事に着いたのか?下山したのかは今日の時点ではまだわからない。
7月末、69歳の女性1人が行方不明になり1週間後に遺体で収容された。8月は30代、60代の親子が日帰り縄文杉登山で遭難して、屋久島山岳利用対策協議会の職員に救助され、背負われて登山口に着いたのが夜の10時を回っていたという事案もあった。このように単独の登山者が何らかの問題を起こしている。情報取得不足、軽装での登山など用意周到が求められる。山をなめてはならない。 写真=19日、トロッコ道
「倒木」柏倉陽介写真展

柏倉陽介氏は、数々の賞を受賞し世界で活躍するNature photographer。
10年以上前から屋久島に通い続け撮影した作品がこのほど「倒木」-屋久島 ときの狭間に立ちて- の写真集として刊行された。その出版記念として屋久島で写真展が開催されるはこびとなった。
会期:2020年9月19日(土)~9月30日(水)
時間:11時00~17時00
会場:屋久島町小瀬田・Gallery TABIRA
凛とした森へ
