時をみつめて

猫がいる家

s-IMG_9563車で走っていたら、猫が一列に並んで昼寝をしていた。車を停め、降りて猫の近くまで寄って撮っていると、通りかかった近所のおじさんが「15匹いるからね」と言っていた。体が白と黒の模様ばかりだったのでおそらく親子ではないかと思う。=16日、尾之間

雲の中から現れた

s-DSCF6290昨夜の雨が止んで、屋久島の南側では晴れ間も出た。山は厚い雲に覆われていたが、突然雲の中からモッチョム岳の一部が現れた。一瞬、仏像に似た様相。=16日、尾之間

桜、三分咲き

s-DSCF6110原集落、千尋の滝(せんぴろのたき)駐車場では桜が三分咲きでした。一週間以内で満開になると思われる。写真=14日、千尋の滝

綿毛…2

s-DSCF6019風で飛ばされたキジョラン(鬼女蘭・つる植物)の綿毛が種子を付けて落ちていた。

きっと回復するはずです

s-DSCF6021枯れたように見える常緑樹。昨年の台風18号、後の19号が屋久島の西側を通過したため西部地域はまともに潮風を受けてしまい、至る所で常緑樹の葉が枯れてしまった。でも、3月に降る木の芽流しの雨を浴びてきっと回復するはずです。植物はそういう力を持っています。写真=10日、西部半山

屋久島エレジー

s-27「波風あらき屋久の島 通ふ汽船は数あれど 主さんのせたあの船は ぶじに鹿児島つけばよい」
戦争で出征する青年を送り出した青春の詩で、生と死、愛と別離を歌った哀調「屋久島エレジー」。この歌碑が永田集落海岸の松林に今も建っている。太平洋と東シナ海に囲まれた屋久島はかつて、鹿児島までの交通手段は船だけに限られた。荒れ狂う海を前に出征と船の無事を、複雑な気持ちで送り出した家族の心情はおしはかることができない。時代は変わっても島に住むがゆえ、切なくも新しい門出を祝い、船で送り出す光景は今でも続いています。

台風などの荒れ狂う海を恐れ、豪雨による災害で水の怖さを知り、貧しさの中で揺れ動く不安と自然界の脅威。また、過去には山の鳴動と疫病を恐れ、人々はいたたまれぬ心中で神に助けを求めた。それがのちの山岳信仰につながっていくのです……。

写真集に向けて原稿書きに追われる日々。屋久島に住む者としてどう伝えるか、毎日が葛藤です。

冬に生きる

s-DSCF6030面積に対してヤク鹿の密集度が高い西部。下草は食べ尽くし、枯れた落ち葉を食べて冬を生きる。=10日、西部

たゆみなく

s-IMG_9045海は雨として水を山に供給し、地上で生きるすべての命を繋ぐ。大雨で大量に流れ下る濁流は、森の微生物を海まで運び海中の生きものを育む。見方を変えれば、水は癒しにもなり悪魔にもなる。悠久よりたゆみなく続く水の循環。その根源は海です。写真=宮之浦川

再び寒波、山は雪に

s-DSCF1781s-DSCF1757屋久島も再び寒波襲来。山は雪になりました。2月は、今年も降雪、積雪はないだろうと予想していたのが、みごとはずれました。2月8日、縄文杉近辺では森に20cmほどの積雪があり、かなり冷え込んでいました。午後から北西の風が強くなり、帰りのトロッコ道は吹雪の中を歩きました。写真=8日
※HPのほかに、facebook「屋久島Horie photo office」及び Instagram「mtm7271」で、それぞれ異なる写真・動画を日々更新しています。アカウントをお持ちの方はどうぞご覧ください。

新緑、もうすぐです

s-新緑晴れても風がまた冷たくなった屋久島。2月、ここ何年も山岳地域ではあまり積雪はない。今年もおそらく少ないと思う。これから一雨ごとに気温が上がると、いっきに植物の芽吹きが始まります。写真=過去に撮影したイヌビワの新緑/西部

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