時をみつめて

早朝の優しい光

DSCF2848s屋久島の「秋」、映像撮影で山中泊。夜明けからの撮影時、秋から冬にかけての優しい光が森に射しこんだ。映像撮影は終盤にさしかかり、作品の公開は12月初旬になる予定です。写真=28日

晩秋の屋久島

DSCF2683sDSCF2737s毎年11月~12月に土埋木のヘリコプター集材が始まり、集積場(どば)から毎日トロッコによる運材が行われ、屋久島の風物詩として年末を感じていた。沿線には登山者よりも早くトロ鉄?(高田久夫さんは、トロッコマニアと呼んでいた)達数人がベストポジションでトロッコを撮るためスタンバイしていた頃が懐かしい。小杉谷周辺の土埋木搬出は2009年に終わりを向かえ、トロッコも本来の役目以外で現在は、資材運搬、し尿運搬などで時々動いているだけになった。時代と共に、山師の弟子たちは「技を教わった師匠」を失い、トロッコに乗る機会もなくなった。今は別の山で土埋木の伐り出し作業を行っていて、来月始めそのヘリコプター集材が始まろうとしている。

カンツワブキ(寒石蕗)

DSCF2622s26日=西部

木の上で木が育つ

DSCF2342s江戸時代に伐られたヤクスギの切り株上で群がるように育つ木達。屋久島では森が再生するための重要な場所。

ヒメシャラの黄葉が急速に

DSCF1494s

300年の時を超えて

DSCF2521s江戸時代に伐られたヤクスギの切り株。ぼろぼろになりながら切り株の上で他の木を育て、ひっそりと立っている。こぶしで叩いてみると、ぼこっ!ぼこっ!と軽い音がして乾いた木肌は、少しずつ崩れ落ちているのがわかる。冬が来て雨が雪に変わり、気温が下がると濡れた木肌は凍りつき、何度も痛めつけられる。そうして300年もの間試練を乗り越えてきた姿が今もある。

冷え込んだ朝

DSCF1470s放射冷却で森の冷気に朝日が射しこむ。

第ニ幕の紅葉・黄葉

DSCF1482sカエデ類の紅葉がピークを終えて、今度は昨年より遅くヒメシャラ、アオツリバナの紅葉が始まった。

厳しい季節になります

DSCF1456sこれからの雨は冷たくなり、ヤク猿にとっては厳しい季節になります。=17日、西部

生きる場所

DSCF2166s

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