時をみつめて

夏らしくない緑

DSCF0598s昨年の夏、特に8月は一ヶ月近く雨が降らなかったため苔は色あせ、パサパサだったが、今年は雨続きで生きいきとした苔が深い緑を出している。いい意味で夏らしくない色。=4日、白谷

水の透明度回復せず

DSCF0481s天気が不安定で、山では午前中か午後に一時雨が降るため、安房川、荒川、白谷川など、増水まで至らないが少し濁った流れになっている。川底には泥も溜まってきており、水の透明度はいまだ回復していない。=1日、ヤクスギランド・荒川

ラッティングコールが始まった

DSCF0322s「フィーヨー!」と甲高い声で雄鹿が繁殖期に鳴く、ラッティングコール(雄叫び…<雌へのアピール、他の雄に対する威嚇など>)が、まだ8月だというのに始まった。本来、早ければ9月中旬から下旬に鳴き始め、万葉集では秋の風物詩としても歌われるほど秋を表現するものなのに……今年は早い!。すでに白谷雲水峡や小杉谷でも雄叫びを確認できた。一頭が鳴くと連鎖的になっていくことが予想される。今年の秋はいっきに訪れるのだろうか?それとも雄鹿が秋を待ちきれないのだろうか。

30日、午前中の屋久島はまとまった雨と、地響きで家が揺れるぐらいの落雷。集落によっては落雷で一時停電があったようだ。雷鳴は夏の終わりを知らせる自然界の声だったかもしれない。

伝えたい森

DSCF0380s屋久島には、日本列島にない原始林がごくわずかだが残されている。そのことが世界遺産の中身としてもある。屋久島に観光で訪れる年間何十万の人々がそのことをどれだけ知っているだろうか、おそらく全体の一割も満たないと思う。伝える側がきちんと伝えないと知る由も無く、また、伝えたとしても排除される場合もある。そのため物見遊山でメジャーの場所だけで終わっているのが現状だ。「森の本質、価値観とは何か?」正しく伝えていないから、偏った観光になってしまったのだろうと思う。日本の山は環境面を置き去りにして経済優先でお金になる木(杉や檜など)に変わって行った中で、屋久島の原始林は一部残された。その事自体が凄い事なのにクローズアップされない。原始林……を上から見ると思わずため息が出る。人の手が入っていないこんな森はかつて見た事もなくそのすごさに圧倒される。原始林ゆえ、謎がいっぱいで縄文杉をはるかに上回る巨大な屋久杉が存在する。だが、それは公表されていないし、今後も公表されることはない。原始林、その価値がわかると、ほんとうの屋久島が見えてくるはずです。写真=太忠岳展望所から

下界を見下ろす

DSCF0405s太忠岳、天柱石は下界を見下ろす観音様とも呼ばれる。

秋の気配

DSCF0338s日中はまだ最高気温が30℃前後と暑い日が続いていますが、朝晩だけはだいぶ涼しくなってきました。海の上には入道雲、空高くにはうろこ雲が………。=21日、太鼓岩から

午前中は晴れ

DSCF0302s台風11号後も雨の日が多かったが、17日の朝からやっと青空が広がった。だが、山では午前中は晴れ、午後からはにわか雨が降り安定しない天気が続いている屋久島。写真=18日午前5時53分、尾之間/モッチョム岳の夜明け

屋久島の物語

DSCF9783s2000年以上生きたこの屋久杉は、計り知れない自然界の脅威と向き合い、自分の老いを感じながら、静かな森の中で逝く準備に入っています。人々は500年も前から山や森の屋久杉と関わってきました。

伝えたい森があります。

伝えたい言葉があります。

それが屋久島。

精霊流し

DSCF0450s15日、お盆の送り火の一つ、御霊を船に乗せて流す精霊流し(しょうろう流し)〈灯ろう流し〉があった。15日午後8:03分、安房川汽水域

「夜明け」山内 悠 写真展

DSCF0396sDSCF0397s「夜明け」

富士山から望む奇跡の光景  600日間にわたる雲の上の旅

山内  悠 写真展

2014年8月11日(月)~10月10日(日)

10:00~18:00(最終日15:00)会期中無休・・入場無料

Gallery  TABIRA 屋久島町小瀬田815-31 tel 0997-43-5956

http://tabira.biz/

大型プリント他35点を展示しています。是非ご高覧下さい。

 

 

 

 

 

 

 

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