時をみつめて

初めて見る

1897年(明治30年)に初灯された屋久島灯台。初灯から124年たった今年、国の登録有形文化財に指定された。今日たまたま撮影に行ったところ、業者がメンテナンス作業をしていて全部のドアが開放されていた。さすがに中には入れなかったが、入り口に立つとカビ臭かった。ドアはいつも閉めたままで換気もそれほどされていないからむりもない。屋久島に移住して初めて中を見ることができた。写真=25日、午前中

来週、梅雨明け?

梅雨末期に島一周回っていると、どこかで雨に逢う。スコールの中を走り抜けるとスカッと晴れる。写真=9日、永田

○○○ではなかった

森を歩いている時に、人工物のロープかと思ったが・・・。

2014、HPご訪問有難う御座いました.

今年もあと数時間で終わろうとしていますが、本年も当HPへご訪問いただきまして誠に有難う御座いました。皆様におかれましては、来年も御健勝で実りある一年を過ごされますようお祈り申し上げます。尚、当方喪中につき年頭のご挨拶は失礼させていただきます。/2014年12月31日

山下大明写真展『月の森 屋久島の光について』 展示延長

2012年2月8日より、屋久島の屋久杉自然館で始まった山下大明(JPS・日本写真家協会会員)さんの写真展「月の森 屋久島の光について」は、5月10日までの予定でしたが、6月10日まで延長になりました。

 

 

期待とため息と

屋久島の作品(写真)は100%ポジフィルムで撮っている。撮りためたフィルムは、1カ月以内に30~40本まとめて現像に出す。時には50本を超えることもある。デジタル写真と違って、現像から上がってこないと見ることができない。その上がってきたフィルムが入った袋を開封すると、フィルム独特の臭いがたまらなく好きだ。

そしてライトボックスに乗せて見た瞬間、期待どうりに写っていると喜びと安堵感があり報われる。しかし、納得いかなかった場合は、まるまる1本、ダーマトペンで斜線が入りため息と反省。たいがい一発勝負で光を捉えることができず、二度と同じものが撮れないときだ。自然は待ってはくれないから、瞬間、瞬間を見逃すまいと神経を研ぎ澄まし撮るが、思ったようにいかないこともある。

デジタルカメラ全盛の時代に、まだフィルムですか?と言われることもあるが、デジタルの時代だからこそ逆にフィルム写真の価値があると思う。印刷や大型プリントした写真の色合いや粒子の質感がなんともたまらない。

撮影の仕事はほぼデジタルカメラを使うことが多くなったが、フィルム写真をこよなく愛する者としては、フィルムが無くなるまで撮り続けたいと思う。HPで日々更新しているデジタル写真と作品のフィルム写真とはまったく異なります。

写真展 生きる

公益社団法人日本写真家協会 東日本大震災復興支援事業

写真展  生きる   東日本大震災から一年

会期:2012年3月2日(金)~3月15日(木)

時間:10:00~18:00(木・金曜日は20:00まで)会期中無休

会場:富士フォトギャラリー新宿

住所:東京都新宿区新宿1-10-3 太田紙興新宿ビル1F

主催:公益社団法人日本写真家協会

特別協賛:株式会社タムロン  協賛:富士フィルムイメージングシステム株式会社

 

仙台展 開催予定

2012年3月27日(火)~4月8日(日)

仙台市博物館ギャラリー

「月の森」 山下大明写真展 2月8日~5月10日

森は暗い。

森は怖い。

そして、森は美しい。

この度「月の森 屋久島の光について」の写真集を刊行した、屋久島在住の写真家山下大明(ひろあき)さんが、屋久島町安房の屋久島町立屋久杉自然館で、約20年ぶりに写真展を開催しています。8日から始まった写真展は、フィルムとデジタルカメラで撮影した作品をA3のプリントにして70点を展示しています。

驚いたのは、携帯電話を未だ持たず、「Twitter?Facebook?なにそれ?」というぐらい超アナログな山下さんが、デジタル一眼レフカメラでも撮影されていたこと。デジタル一眼レフカメラを持っておられることは知っていたのだが、まさかそのデジタルカメラを使われていたとは……。「山下さんの作品は全てフィルム写真」という認識が強かったため以外でした。

そのため今回の写真集、写真展はフィルム写真とデジタル写真を混成させた内容になっているそうです。写真展で写真はもちろんの事、それと同時に注目して頂きたいのは、山下さん自作のパネルとプリント。パネルは板を使って一個一個手作業で作った物に、自宅のPCで現像処理した写真を自宅のプリンターでプリントしています。デジタル写真もフィルム写真も違和感無く仕上がっていて、山下さん独特の色合いが出ています。

今回の作品は屋久島の里山……。標高が300m以下の照葉樹の森が対象で、その大半が夜に撮影されたものです。

暗闇で、「デジタルカメラで撮った写真に赤い色が写り込んでいて、不思議に思っていたら、蚊取り線香の火の色だった!。」事や、「撮影中、シャッターを押して切れるまで長時間露光が10分ぐらいかかるため、その場で地面に座って体の後ろに手をついたら、手の横にヘビのマムシがいてびっくりしたよ~!。」など、夜の撮影ならではの出来事を、笑いながら話す山下さん。昼の食事さえ忘れて3時間ほど、お互いに話し込んでしまいました。

会期中、8日から15日までの一週間は、山下さんが会場に終日詰めています。その後は会期終了まで、できる限り日曜日だけは詰めたいということでした。写真集をすでにお持ちの方はお忘れなくお持ち下さい。サインをもらえます。また屋久杉自然館でもサイン入りの写真集を販売しています。

会期:2012年2月8日(水)~5月10日(木)

時間:09:00~17:00(入館は16:30まで) 休館日:第一火曜日

会場:屋久島町立屋久杉自然館   屋久島町安房2739-343

phone/web:0997-46-3113 http://www5.ocn.ne.jp/~yakumuse/

欲しかった書籍=マグナム・コンタクトシート…

書籍広告で知って、発売を楽しみにしていた本がやっと出た!!。

マグナム・コンタクトシート 写真家の眼ーフィルムに残された生の痕跡(完全日本語版)  青幻舎 15.750円

マグナム・フォト=1947年にロバートキャパ、アンリ・カルティエ=ブレッソン、ジョージ・ロジャー、デビット・シーモアの4人の写真家たちによって結成された「世界最高の写真家集団」。現在、二ユーヨーク、パリ、ロンドン、東京に事務所を構え、約50名の写真家・フォトジャーナリスト(報道写真家)が在籍している。

そのマグナム・フォト所属の写真家が1933年~2010年まで撮った写真の中から69名の写真家を取り上げ、139点のコンタクトシートを初めて公開した。世界的に知れ渡った写真など、撮影過程の裏側を見ることができる大変貴重な書籍。公開はありえないと思っていただけに…感激!、本を開いた瞬間、歴史のリアリティーを感じて言葉を失った。また、厚さ4.5cm、重さ4.5kg、508ページにも驚いた!。

 

コンタクトシート(通称:ベタ焼き)

撮影したフィルムは、フィルム現像が終わるとそのフィルムをカットして並べ、一枚の印画紙にまとめてプリントする。(まとめて一度に見て、選んだカットを作品としてプリントするためと、保存のため。PCに写真を取り込んでまとめて見るのと同じ)  写真家が発表した一枚、あるいは数枚の写真の裏には、ボツになった何百、何千、何万という写真が存在する。その写真家はなぜ「この写真」を選んだのか?、それまでに至った撮影過程のコンタクトシートの写真を見たいというのは、同じ写真家にとって当然のことである。ある意味、手の内(場所や物、ストーリーなどの内容)を知りたいと思うのと、逆に手の内を知られたくないという気持ち、言わば「企業秘密」のようなもので、そのためコンタクトシートは一般的にほとんど公開しないものです。それが、今回見れたことは大変ラッキーなことです。

 

大晦日

激動の2011年。私達が一生忘れてはならない、未曾有の東日本大震災。12月30日現在、死者1万5844人、行方不明3451人(30日、警察庁まとめ/毎日新聞)避難者33万4786人(12月15日現在、震災復興対策本部/毎日新聞)。

亡くなられた方のご冥福をお祈りいたしますと共に、行方不明の方が一日でも早くご家族のもとへ帰ることが出来ますよう願っております。人は涙を流した分、強くなれると信じます。そして、明日に向かって一歩ずつ前に進んでほしいと思います。微力ながら2012年も応援を惜しみません。

新年は皆様にあたたかい光があたりますように……。

本年もあと数時間で幕を閉じますが、日々websiteにご訪問いただき、ありがとうございました。

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