今回のイタリア日本写真交流展では、イタリアの写真家の作品31点、が展示されたが、最も心引かれ衝撃を受けた作品がこの写真(To Flow/流れる―冊子より)。無限の想像性を含んだいい写真で、初めて見た時、足が釘付けになってしまった。
表現写真は説明写真とは違い、被写体を一瞬で切り取り、想像性を持たせた作品に仕上げていく。
イタリア・アレッツオの写真家団体IMAGO(イマ-ゴ)は今回のテーマを「To Flow/流れる」に決め、まとまった写真(日本での展示用〔出展のカタログ〕も含めて)を写真集並みの冊子にしてしまうところは、さすが芸術の国。イタリアは財政危機に陥っている中、国民は芸術に関しては誇りを持ち、予算などもいろいろと捻出し、スポンサーもそれを応援するという現状です。
そのような芸術を理解できるイタリアで、近い将来個展(写真展)を開催するのが目標です。