「フィーヨー!」と甲高い声で雄鹿が繁殖期に鳴く、ラッティングコール(雄叫び…<雌へのアピール、他の雄に対する威嚇など>)が、まだ8月だというのに始まった。本来、早ければ9月中旬から下旬に鳴き始め、万葉集では秋の風物詩としても歌われるほど秋を表現するものなのに……今年は早い!。すでに白谷雲水峡や小杉谷でも雄叫びを確認できた。一頭が鳴くと連鎖的になっていくことが予想される。今年の秋はいっきに訪れるのだろうか?それとも雄鹿が秋を待ちきれないのだろうか。
30日、午前中の屋久島はまとまった雨と、地響きで家が揺れるぐらいの落雷。集落によっては落雷で一時停電があったようだ。雷鳴は夏の終わりを知らせる自然界の声だったかもしれない。