山は雨が多くなって、苔も色艶が良くなった。新緑も深緑に変わり、写真を撮るには絶好の時季、と同時に森の中は夏にかけて、いろんな虫との闘いになる。蚊、ブヨ、蜂、一番厄介なのが山ヒルだ。カメラの三脚を立てて、同じ場所に留まり撮影を30分以上続けていると、足元にヒルが2,3匹は寄ってくる。樹の枝葉からも頭にピンポイントで落ちてくる。カメラのレンズにも付いていて、思わず苦笑してしまったこともある。だが、それらは全て森が豊かな証拠だ。虫がいて当たり前、うまくつきあって、かわしながら今年もまた撮影に入っている。写真=13日、白谷
来週は台風4号が屋久島を直撃する様相。