用意周到の登山を

昨日19日、縄文杉登山へ行った時の事。

午後2時ごろ縄文杉からトロッコ道終点まで下りてきて休憩していると、トロッコ道をかなり疲れた様子で男女のペア(夫婦?親子?40代~50代?)が登山口方面から終点に到着した。

日帰りにしては時間的に度を越している。気になったので、その女性の方に声をかけてみた。すると、上に泊りだという。おそらく縄文杉を見て高塚小屋に泊まる予定だと思ったのと、背負っていたリュックを見るとあまりにも小さかったので・・・寝袋は持っていますか?テントは持っていますか?と聞いてみると「持ってません、フリースを着て寝ます」という。

しかし、今、屋久島の山小屋は「コロナ感染防止のため、ご利用はお控え下さい」と張り紙があり、泊まる場合はテントを使用しているのが現状。たぶん小屋に入ると思うが・・・・。

トイレを済ませた2人は大株歩道を登って行ったが、男性の足取りは重くよろよろしながら歩いていた。通常大株歩道入り口から縄文杉までは2時間半ぐらいで着くのだが、あの足取りだと4時間ぐらいはかかるのではないかと思った。

無事に着いたのか?下山したのかは今日の時点ではまだわからない。

7月末、69歳の女性1人が行方不明になり1週間後に遺体で収容された。8月は30代、60代の親子が日帰り縄文杉登山で遭難して、屋久島山岳利用対策協議会の職員に救助され、背負われて登山口に着いたのが夜の10時を回っていたという事案もあった。このように単独の登山者が何らかの問題を起こしている。情報取得不足、軽装での登山など用意周到が求められる。山をなめてはならない。 写真=19日、トロッコ道

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