推定樹齢3000年といわれているウィルソン株の中に、屋久島に生息するミソサザイという鳥が先月からせっせと巣を作り始めた。屋久島の鳥の巣の特徴はコケを多く使い、この時季になるとヤク鹿、ヤク猿の毛が生え変わるため、落ちているその毛も使います。時にはヤク鹿の背中に乗って直接毛をついばんでくるときもあります。雨風をしのげる絶好の場所なのでしょう、毎年春になるとこの株の中に場所を変えて作っています。3000年の切り株の中で、新しい命の誕生が待ち望まれます。
コメントは停止中です。