待望の光がきた
写真の話ではなく、天気の話でもない。インターネット光回線のこと。
念願だった光回線が屋久島でも導入されることになり5月から、申し込みをした家庭などに配線工事が始まった。しかし、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、国の緊急事態宣言により屋久島町でも町長が来島自粛を発表。そのため鹿児島から来ていた回線工事業者が屋久島から撤収。その後入島できなくなり、工事は一時中断。
5月中旬、国の緊急事態宣言解除に伴い工事が再開され、6月3日、やっと我が家にも光回線がつながった。
20年前、屋久島に移住したころはデジタルカメラは普及しておらず、パソコンも持っていなかった。その後デジタルカメラが出てきたのと同時にパソコンを買って、NTTのインターネット回線ISDNを使っていたのだが、デジタル写真を1枚送信するのに7分ほどかかり、ネット通販はカタログを見ている途中でフリーズしてしまうというありさま。
その後何年かたって、鹿児島県の伊藤知事が離島のブロードバンドを充実させる事業を推進し、そのための補助金で屋久島もNTTのADSL回線を導入することになった。ADSLはISDNより通信速度が断然速くデジタル写真を送信するのも、動画を観るのも画期的なものだった。
ただ、YouTubeで画質を上げると繋がらなくなり、アップロードも時間がかかるなど、動画関係ではストレスを感じていた。
そこで今回の光回線。
一部の官公庁にはすでに導入されていたが、一般家庭にも導入されるかも?と2、3年前から噂になっていた。それが今現実になって、インターネット環境ではなんのストレスもなく利用している。写真、映像を送る身にとっては非常にありがたい。光回線導入にご尽力された皆様に感謝したい。
紅葉本番の奥岳
午前6時、淀川登山口の気温は8度。一時通り雨もあり山頂でアラレが降るのを覚悟して7時前に登山を開始した。登山口から黒味岳まで道中の森は、コハウチワカエデ、ヤマボウシ、ヤマシグレ、ヤクシマオナガカエデなどの紅葉がいっきに始まっていた。中には紅葉が終わってしまった木もみられた。
午前11時半ごろ黒味岳山頂に到着すると、西側から風速10m近くの冷たい風が吹いていて、気温は9度。体感温度は7度ぐらいでかなり寒かった。ささっと写真だけを撮り5分もしないうちに頂上から降りた。その後、風があまり当たらない場所を探し、そこでお弁当&コーヒータイム。でも、寒かったので12時半には早々に下山を開始した。
奥岳は晴れ間があるものの、時々低い雲が海の方から強風に乗って山々を覆い視界を妨げる場面もあった。
奥岳はこれから先、冬に向かって加速し雪が舞う日がそう遠くないような気がした。写真=11日、淀川・コハウチワカエデの紅葉