欲しかった書籍=マグナム・コンタクトシート…

書籍広告で知って、発売を楽しみにしていた本がやっと出た!!。

マグナム・コンタクトシート 写真家の眼ーフィルムに残された生の痕跡(完全日本語版)  青幻舎 15.750円

マグナム・フォト=1947年にロバートキャパ、アンリ・カルティエ=ブレッソン、ジョージ・ロジャー、デビット・シーモアの4人の写真家たちによって結成された「世界最高の写真家集団」。現在、二ユーヨーク、パリ、ロンドン、東京に事務所を構え、約50名の写真家・フォトジャーナリスト(報道写真家)が在籍している。

そのマグナム・フォト所属の写真家が1933年~2010年まで撮った写真の中から69名の写真家を取り上げ、139点のコンタクトシートを初めて公開した。世界的に知れ渡った写真など、撮影過程の裏側を見ることができる大変貴重な書籍。公開はありえないと思っていただけに…感激!、本を開いた瞬間、歴史のリアリティーを感じて言葉を失った。また、厚さ4.5cm、重さ4.5kg、508ページにも驚いた!。

 

コンタクトシート(通称:ベタ焼き)

撮影したフィルムは、フィルム現像が終わるとそのフィルムをカットして並べ、一枚の印画紙にまとめてプリントする。(まとめて一度に見て、選んだカットを作品としてプリントするためと、保存のため。PCに写真を取り込んでまとめて見るのと同じ)  写真家が発表した一枚、あるいは数枚の写真の裏には、ボツになった何百、何千、何万という写真が存在する。その写真家はなぜ「この写真」を選んだのか?、それまでに至った撮影過程のコンタクトシートの写真を見たいというのは、同じ写真家にとって当然のことである。ある意味、手の内(場所や物、ストーリーなどの内容)を知りたいと思うのと、逆に手の内を知られたくないという気持ち、言わば「企業秘密」のようなもので、そのためコンタクトシートは一般的にほとんど公開しないものです。それが、今回見れたことは大変ラッキーなことです。

 

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