月別アーカイブ: 2011年5月

本日も雨

梅雨前線が南西諸島付近に停滞しているため天気は回復せず、夕方近くまで雨。森の中は最高の色合いになっていた。GWも終盤、今年は縄文杉や白谷雲水峡の登山者は昨年よりやや少なめだったように感じる。東日本大震災の影響もあるのかな?。来週いっぱい天気は回復しないようで、5月末の梅雨入り前に似ている。

写真=5日、白谷雲水峡 「Canon PowerShot S90」

湿潤の森

GW後半中日、天気予報は曇りだったのに、梅雨前線の影響か、白谷雲水峡は昼前から霧雨。昨日から降っている雨のお陰で森の中は湿潤。コケの色がいい!。雨が降ってくるとカメラをしまうけど、屋久島ではカメラを出して撮らないと…。ただ、コンパクトカメラはレンズの中が結露しやすいから要注意。防水機能カメラや、水中で使うハウジングを付けて大雨の中で挑むとよい。6~7月の梅雨時が、森の中の緑が一番きれい。

写真=4日、白谷雲水峡 「Canon PowerShot S90」

冷たい雨

朝から小雨。  昼前から本降りになる。白谷雲水峡の最高気温は11℃、風を感じないほど、縦に線を描くように雨が降っていた。里地の気温は14℃。

「傘かしげ」していますか?。 屋久島の登山道(歩道)で雨の日、傘をさして歩く登山者を多く見かける。私もたまにさすし、撮影では必需品。屋久島の登山道は道幅が狭いため、スムーズに離合できない。そこで、登山者のマナーとして上り優先(場所によってはケースバイケース)にして、下る人は止まって道を譲る。楠川歩道で、  傘をさして上ってくる人が、譲ってくれたことに対してお礼を言って通りすぎる。と、同時に傘の先端が目の前をかすめるように通り、傘や雫が顔に当たる時もある。枝葉の雫はまったく気にならないのに、人工的なものには不快になる。なぜだろう?私だけだろうか?。いや、不快になるのは、雫ではなく……思いやりではないだろうか?。江戸時代からの庶民の知恵(マナー)である「傘かしげ」<雨の日に互いの傘を外側に傾け、自分の傘の雫で相手が濡れないようにすれ違い、相手を思いやりながら、なにげなく道で傘かしげをやると、わりと粋なしぐさとされる>楠川歩道は江戸時代からの道、思いやりをもって粋な傘かしげ、してみませんか。

写真=3日、白谷雲水峡 「Canon PowerShot S90」

歳月

GWに突入した。  29日から屋久島の山は人、人、人で賑わっている。30日、縄文杉登山は700人以上、白谷雲水峡は500人近くが入った。山小屋はパンク状態。なのにテントも持たず登る人が多い。信じられない!。小屋の外で野宿でもするつもりかな。何事もなければ結果オーライだろうけど…。ほとんどの人が、最悪の場合を想定していないのが現状。今年は何事もなければいいのだが……。

白骨樹。こんな木を見ると、いったい何歳だろうかといつも思う。大きさからすると、けっして古くはないはず。雨、風、雪で枝葉はもぎとられ、すぐにでも倒れそうなのに、しっかり立っている!。昨年、樹齢2000以上の翁杉が突然倒れたように、この木たちも若くしてその日がくる。自然界の厳しさは、標高が高くなるほど、老いも若きにも関係なく襲いかかる。

写真=1日、標高1600m付近 「Canon PowerShot S90」