GW期間中たくさんの人で賑わった白谷雲水峡は、平穏な状態に戻り登山者は極端に少なくなった。
9日、台風1号の影響なのか南から暖かい風がやや強く吹いて、里地は朝の気温が17℃。白谷の森では休憩中でも汗ばむほど…生暖かい風と湿度がすごかった。その風が吹くたび、ユズリハの葉がまとまって降ってくる。ユズリハ(譲り葉)は新芽の時期、古い葉は垂れ下がり気味についていて代を譲る準備をしている。生暖かい風を感じて季節の変わり目を認識したのか、いっせいに散って枝を次の代に譲ったように思えた。今後は次の代の芽吹きが始まる。落ちた葉は多少なりとも土に変わり他の木も育む。わずか一年の生涯だけど、繰り返し世代交代が行われる。(ユズリハに限ってではないが…)
写真=9日、白谷雲水峡 「Canon PowerShot S90」