時をみつめて

虹の季節

s-DSCF019412月は6月についで虹がかかる日が多い。太陽は出ていても山だけは雨が降るからだ。いつもの場所で雲の切れ間を待っていると、ほぼイメージ通りに虹がかかった。今回はカメラの正面から風に乗って雨が降っていたので、傘をさしてレンズに水滴がつかないようにすることが大変だった。一時間ぐらいでなんとか4k映像を収めることができた。=28日昼前、ランド線

1500万年前?

s-IMG_1693安房春田海岸にはぐねぐねした岩がかなりある。屋久島が1500年前にマグマが隆起してできた時の岩だと思うが、直線状であったり曲線状であったりと自然が造った芸術作品に見える。=25日、春田海岸

雨あがって森へ

s-IMG_1681昨日の夜には雨が止み、今朝は快晴。雨で苔の状態がいいと思い撮影で森に入った。=22日、白谷

益救参道

s-IMG_1669何年ぶりかに益救参道(旧宮之浦歩道)を歩いた。口永良部島の噴火で森中が多少の灰を被り、終日硫黄の匂いが消えなかった。参道は以前より岩についた苔が目立つようになっていた。しかし、台風の強風で木が倒されせっかくの雰囲気がなくなっていたところもあった。また撮影で行ってみたい。=19日、益救参道

口永良部島噴火

s-IMG_166818日午後4時半過ぎ、口永良部島が3年7か月ぶりに爆発噴火した。噴煙は2000メートル上がったとTVニュースで報道していた。それと、島民は避難するほどではないと気象庁から発表があったとも言っていた。北西の風が口永良部島から屋久島方面に吹いていたので、屋久島の北西から南東方向に火山灰が降りそそいだ。その時一部地域では小雨が降っており灰交じりの雨になったようだ。小瀬田では降灰はなかったものの、夕方から硫黄の匂いがしていた。19日、山へ入ったところ植物の葉には灰が積もり、登山道を歩くといつの間にか靴とズボンに灰が付いて一部白くなっていた。そして、終日山全体から硫黄の匂いは消えなかった。

6月の火山性地震で避難準備の警報が出たのと、今回の噴火。また大噴火がいつ起きるか不安な気持ちで生活されている島民の皆さんに、被害が出ないことを祈るばかりです。 写真=19日、益救参道

苔の森、映像素材

s-IMG_1655朝から風も多少弱まり雨も止んだので、4k映像の素材撮影で森に入った。森は風もなく今までよりは寒さも感じなかった。2日前まで雨が降っていたのにこの場所はあまり苔が濡れておらず、しゃっきっとした苔本来の姿ではなかった。午前中だけで70クリップほど撮ったが、昼ぐらいから雨雲が迫り森の中は薄暗くなった。やがて小雨が降り出したためやむなく撤収した。=18日

Moon way

s-0S9A2436昨年の9月、黒味岳からNHK8kのタイムラプスを日中から翌日の朝日が上がるまでを撮影した。その過程で昼過ぎに上がっていた月は夜中に水平線へ赤く染まりながら沈んでいった。それを見たとき月も赤くなるのだと初めて知った。太陽も日没はやや大きく感じ、赤く染まりながら水平線へ沈んでいく。その時は太陽も月も同じように海面に光の道ができる。この夜、月が沈む前までは山も海も月明りでうっすらとわかる程度だったが沈んでしまった後は暗闇になった。誰もいない山で1人だけという不安を抱えながら空を見上げると、月の明るさでわずかしか見えていなかった大小の星が宝石をばらまいたように宇宙一面というぐらい広がっていた。月明りの中でくっきりと線を描くあの「月の道」。今でも月を見るたびにあの光景が蘇る。=2017/9/30/am 0:00/黒味岳から

原生自然環境保全地域(花山)

s-IMG_1486日本では5か所だけしか指定されていない「原生(自然)環境保全地域」。{北海道}遠音別岳、十勝川源流部 {東京都小笠原}南硫黄島 {静岡県}大井川源流部 {鹿児島県}屋久島 =環境省=

指定の内容は「ほとんど人の手が加わっていない原生の状態が保たれていること、優れた自然環境を維持している地域であること」となっている。屋久島は花山地区がそれに指定されている。また、世界自然遺産登録地でもある。屋久島の中でも花山は他と一線を画する森で、見ごたえがあり何度も訪れたい所。一度撮影で行ったが、今後もライフワークとして見届けながら撮影したいと思う。=7日、花山

小雨の中で見た水墨画

s-IMG_1603冷たい小雨が降る白谷雲水峡。苔は沢山の水分を含んでこの時期にしては色、艶が出て緑が際立っていた。太鼓岩まで登ると、奥岳は七合目あたりから厚い雨雲に覆われまったく見えず。だが、小杉谷は谷から水分が蒸発し、雲になってゆっくり尾根を越えていた。雨雲で山は暗く、白と黒の光景はまるで水墨画のようで神秘的だった。=10日、太鼓岩から

小雨の森

s-IMG_1580寒波は今日も続き、山は小雨になった。霧に覆われた森は幻想的ではあったが、手がかじかむほど寒かった。=9日、小花山

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