投稿者「Horie Shigeo」のアーカイブ
古老木のヤマグルマ
締め殺しの木と異名をもつヤマグルマ。杉などに巻き付いて杉を殺してしまうこともあるが、別に殺意があるわけではなく、巻き付かれた杉などが成長するごとに自分で首を絞める形になり、幹に水が上がらなくなり枯れてしまう。屋久島の森に直径1mを超すヤマグルマがあった。幹の中心は空洞になりいっぱいいっぱいで生きているように見えた。おそらく樹齢は千年近くいっているのではないか。こんなに大きいヤマグルマは初めて見る。写真=大和杉の森
幾何学模様ではないけれど
砂が波の跡のように見えるが、これは人の足跡。いなか浜では観光客が波打ち際まで行くので無数の足跡が残っていた。写真=4日、いなか浜
雨、まだ残る
今朝は空港近辺では晴れ、気温がかなり上がり長袖を着ていると汗ばむほど。車で南部へ走ると大雨に逢い、屋久島特有の天気になっていた。屋久島全体で今日も雨が降ったり止んだり、明日も残る予報。写真=6日午後、白谷線
久しぶりのまとまった雨
今日の午前中は曇り時々雨。秋晴れが続き、風もかなり強い日もあったため、苔はぱさぱさに乾いてしぼんでいたが、雨で潤いを取り戻していた。午後から夜にかけてまとまった雨になっている。雷注意報は出ているが、警報級の雨ではない。写真=6日、白谷雲水峡
季節が変わると
夏場、東シナ海に沈む太陽は口永良部島の裏だったが、秋になり口永良部島の左側に変わっている。写真=4日、東シナ海展望所
圧倒される世界遺産の森
開いた口が塞がらないほど圧倒される森が屋久島にはある。むろん、日本、本州には無い森だ。江戸時代に屋久杉が伐倒されず残された森は、自然の景観として世界自然遺産に登録されていて納得させられる。こういう森を一度見て、屋久島の素晴らしさをわかってほしいものだ。 写真=花之江河歩道
紅葉も本格的に
屋久島は標高400m以上の山で黄色、赤色の葉が目立ってきました。先週からいっきに冷え込んだためと思われる。写真=紅葉したヒメシャラ、木道に落ちたコハウチワカエデ、2日、夫婦杉近く
写真集「惑星」
10年前から屋久島で断続的に作品を撮り続けている写真家 山内悠 氏が、このほど写真集「惑星」を刊行した。10年前「夜明け」を刊行して以来2冊目になる。今回の「惑星」はライフワークであるモンゴルの作品をまとめたもので、フィルム、デジタルカメラで撮影した、カラーとモノクロ写真が掲載されている。3冊目は屋久島の作品を刊行予定という。 青幻舎 5,500円(税込み)
水もアートになる
川を流れる水は角度を変えて見るとアートになる。青い空、太陽に照らされた葉、川の岩など、特に秋は紅葉があると華やかになる。
そして次の世代へ
屋久島の森には、江戸時代に伐倒された屋久杉が点在する。
かつて、山(山岳)は山岳信仰の、神の領域としてむやみやたらと入ることはなかった。そして、岳杉(たけすぎ・今は屋久杉とよぶ)も神木として崇められていた。
しかし、藩政の時代に年貢として岳杉の板を納めることを命じられた時に、島民はどんな気持ちで神木の岳杉と向き合っただろうか?
おそらく、詫びながら神木にヨキ(斧)を入れたに違いない・・・。
そして時代は過ぎ・・・
今、300年の時を超え、伐倒された屋久杉、伐根に次の世代の杉や他の植物が育って
森が蘇っている。
この光景(原生林)を日本では屋久島でしか見ることができない。
本州にない森が屋久島には残されているのに、そのことがちゃんと伝わっていないのが現状。
写真=大和杉の森(世界自然遺産エリア)