投稿者「Horie Shigeo」のアーカイブ
口永良部島噴火
18日午後4時半過ぎ、口永良部島が3年7か月ぶりに爆発噴火した。噴煙は2000メートル上がったとTVニュースで報道していた。それと、島民は避難するほどではないと気象庁から発表があったとも言っていた。北西の風が口永良部島から屋久島方面に吹いていたので、屋久島の北西から南東方向に火山灰が降りそそいだ。その時一部地域では小雨が降っており灰交じりの雨になったようだ。小瀬田では降灰はなかったものの、夕方から硫黄の匂いがしていた。19日、山へ入ったところ植物の葉には灰が積もり、登山道を歩くといつの間にか靴とズボンに灰が付いて一部白くなっていた。そして、終日山全体から硫黄の匂いは消えなかった。
6月の火山性地震で避難準備の警報が出たのと、今回の噴火。また大噴火がいつ起きるか不安な気持ちで生活されている島民の皆さんに、被害が出ないことを祈るばかりです。 写真=19日、益救参道
Moon way
昨年の9月、黒味岳からNHK8kのタイムラプスを日中から翌日の朝日が上がるまでを撮影した。その過程で昼過ぎに上がっていた月は夜中に水平線へ赤く染まりながら沈んでいった。それを見たとき月も赤くなるのだと初めて知った。太陽も日没はやや大きく感じ、赤く染まりながら水平線へ沈んでいく。その時は太陽も月も同じように海面に光の道ができる。この夜、月が沈む前までは山も海も月明りでうっすらとわかる程度だったが沈んでしまった後は暗闇になった。誰もいない山で1人だけという不安を抱えながら空を見上げると、月の明るさでわずかしか見えていなかった大小の星が宝石をばらまいたように宇宙一面というぐらい広がっていた。月明りの中でくっきりと線を描くあの「月の道」。今でも月を見るたびにあの光景が蘇る。=2017/9/30/am 0:00/黒味岳から